シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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感性・知性の脳機能論 | 2024 | 冬季集中 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 熊田 孝恒 | クマダ タカツネ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HI5-JN11
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
人間の認知や行動の背景にある知性と感性を取り上げ、それらの基盤となる人間の脳や心理の機能を解説する。特に、これらの研究方法や、また、その理論的な背景について詳しく解説する。また、機械学習などの手法を用いた情報学的な研究との接点についても解説する。インタフェースなどの問題を取り上げ、その個人差や年齢差など、個人への適合についても解説する。さらには、人間の幸福感や孤独感など、心理的側面に、工学的にアプローチする方法論についても解説する。デモンストレーションや実際の実験例、研究例などを紹介しながら、自ら体験し、実感できるような工夫をする。また、実際の現場での研究例も紹介し、基礎から応用までの幅広い知識と研究方法の実際を身につけることを目指す。さらに、グループディスカッションなどによって、自らの問題として考えることを通じて、理解を深める。
科目目的
この科目は、学位授与の方針で示す「現代社会が抱える複雑な課題に対して、新しい視点を持って自ら取り組むべき問題を明確化し、その問題を多面的に考察し、最適な解決策を見出す」ことに関し、特に、人間が関わる複雑な問題を、人間の視点から捉えるために必要な知識や思考法を習得することを目的とする。
到達目標
認知科学や脳科学、認知心理学、情報学の視点から、人間の本質的な機能である知性と感性について理解を深める。また、ヒューマン・マシン・インタフェースなど、人間が利用するシステムを開発する際に、最低限知っておく必要があると思われる基礎的な人間の特性に関して、出来るだけ最先端の研究成果に基づいて理解を深める。
授業計画と内容
以下のような内容について講義を行う。
1.人間の感覚情報処理の特性
2.認知の働き
3.注意の働き
4.記憶と暗黙知
5.感情の働き
6.意思決定の特性
7.意識・無意識
8.感性の働き
9.パーソナリティなどの個人差
10.脳の加齢と認知機能変化
11. 主観データの計測
12.認知的インタフェースの認知機能的、感性的評価
13.幸福感などの心理的側面と工学応用
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配布資料に基づき,前回の講義内容の復習をしておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 各回で課すミニレポートを採点する。 |
平常点 | 50 | 出席を前提とし、不明な点などは積極的に質問するなど主体的に講義に参加しているかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
プリントまたはファイルを配布。テキストは特になし。必要に応じて、参考文献等は講義内で紹介。
その他特記事項
特になし。