シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会人類学Ⅱ | 2024 | 前期 | 火4 | 経済学部 | 今堀 恵美 | イマホリ エミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-552X
履修条件・関連科目等
1. 世界各地の人間社会の多様性について、自ら問題意識をもって積極的に取り組む方。
2. 世界地理・世界史など基礎知識を持つ方が望ましいが、世界地理・世界史を履修していない場合は足りない知識を自ら調べて授業についていく姿勢が必須となる。
3.社会人類学Ⅰを履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
社会人類学とは世界中の多様な社会のあり方を比較して人間についての理解を深めようとする学問である。社会人類学の方法は異なる社会に身を置き、現地の人々と長期間共に暮らすというフィールドワークを行うところに特徴がある。社会人類学Ⅱでは社会人類学Ⅰで学んだ基礎的なテーマを発展させ、民族や人種、国民国家、ジェンダー、ものづくり、グローバリゼーションなど現代的テーマに焦点を当て、多様な人々が生きる世界を考察する。
科目目的
本講義では、民族や人種、国民国家、ジェンダー、ものづくり、グローバリゼーションなど社会人類学における現代的テーマについての基礎理論を学ぶ。
到達目標
社会人類学の文献を自ら購読する上で重要となる基礎用語を正しく理解することを重視する。
授業計画と内容
第1回 授業ガイダンス-講義の目的と授業方針の解説
第2回 文化と病い―近代医療と開発
第3回 ジェンダーとセックス1―基礎知識
第4回 ジェンダーとセックス2―多様な性
第5回 民族、人種、国民国家
第6回 民族と先住権
第7回 伝統、歴史、文化
第8回 植民地支配と民族紛争
第9回 オリエンタリズムと近代社会
第10回 暴力とテロリズム
第11回 「もの」を取り巻く世界
第12回 技と「もの」がつなげる社会関係
第13回 ものと科学、アクターネットワーク
第14回 まとめと総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回講義の資料に参考文献が提示されるので、興味のある参考文献を講読すること。また講義で十分に理解できなかった用語については文化人類学事典で調べると良い。また授業時間内で指定された課題について調査して回答すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 授業内容を理解した上での回答になっているか。社会人類学のキーワードは正しく理解されているか、キーワードの重要性が具体的な事例で説明できているか。自分の身近な事例をつかって理論について考察できるか。 |
平常点 | 30 | 授業内容に基づいた回答ができているか。身近な事例で考察が展開できるか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
各講義後に提出するリアクションペーパー(3分の2以上の提出必須、課題に対する回答内容の出来などを評価 30%)、学期末レポート(70%)で判断します。学期末レポートの課題は授業のなかで解説します。それ以外ではお知らせしませんので、授業内で確認して回答してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
次回授業時に前回の課題の解説を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業内で提示した理論や考え方などを身近な事例に応用して考察することで反転授業とする。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
日本文化人類学会(編)『文化人類学事典』、丸善、2009年。
小松和彦ほか(編)『文化人類学文献事典』、弘文堂、2004年。
春日 直樹 ・竹沢 尚一郎 (編)『文化人類学のエッセンス』、有斐閣、2021年など
その他特記事項
講義終了後に提出される課題はmanabaのアンケート機能を通じて提出してください(提出は講義日当日中)。課題および最終レポートは指定された期間に、指定方法でのみ受け付けます。それ以外の方法では受け付けられませんで注意してください。
<重要>
部活動の公欠届や新型コロナウィルス感染などの欠席の場合、欠席後に公欠届や診断書などの証明書を以下のメールアドレス宛に送付して下さい。欠席前のメールおよび掲示板での連絡はしないでください。証明書類は写メなどをして必ずメール添付でお願いします(現物の提出は必要ありません)。授業内で直接手渡されても受け取れません。就活やインターンなどは公欠の対象に含まれませんのでご注意下さい。
送付先:ie148301@tsc.u-tokai.ac.jp 今堀恵美宛