シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
感性認知脳科学基礎論 | 2024 | 夏季集中 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 尾﨑 繁、小澤 貴明、兎田 幸司、永盛 祐介 | オザキ シゲル、オザワ タカアキ、トダ コウジ、ナガモリ ユウスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HI5-JN06
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
感性認知脳科学とは、感性情報学、認知心理学および神経科学を架橋する異分野横断型の科目である。この講義では、こころという人間の精神活動の一機能としての感性をキーワードに、感性が生まれ出る脳のつくりとはたらきの基礎、それが作動する際の感性情報処理とものづくりへの応用の観点を紹介する。
科目目的
理工学研究科カリキュラム・ポリシーに基づき,感性認知脳科学に関する幅広く奥深い知識が身につくことを目的とした科目である。
到達目標
ヒトの脳が発現する高次機能としての感性について、脳科学的観点からヒトの脳の構造と機能を理解する。習得した脳に関する基礎的知識を背景に、感性情報学的視点からその応用としてのものづくりにおける実例を参考に、学術的知識を具体的に活用する能力を習得する。
授業計画と内容
第1回 脳の構造と機能1 (尾崎)
第2回 脳の構造と機能2(尾崎)
第3回 運動と行動の調節 (尾崎)
第4回 感性を学習として捉える:学習心理学入門(兎田)
第5回 学習から捉える感性1:条件づけとは(兎田)
第6回 学習から捉える感性2:条件づけの基礎(兎田)
第7回 学習から捉える感性3:条件づけの理論と応用(兎田)
第8回 行動神経科学の基礎と研究手法(小澤)
第9回 感情の脳科学1:快情動の神経科学(小澤)
第10回 感情の脳科学2:不快情動の神経科学 (小澤)
第11回 感性とデザイン(永盛)
第12回 グラフィックデザインの基礎(永盛)
第13回 デザインにおける感性評価・レイアウト編(永盛)
第14回 デザインにおける感性評価・文字組編(永盛)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
受講前に参考文献等にあたり、脳の構造と機能や感性情報学の視点などについて、自己学習しておくこと。また、各担当者の講義終了時に、レポート課題が出される。課題に向けて毎回の講義内容の詳細をまとめ、理解不足の部分は授業終了後に再度正確な内容説明を必ず受けること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 80 | 4人の教員それぞれのレポート課題の平均点をレポートの得点を評価とする。 |
平常点 | 20 | 授業への出席とそこでの取組を評価とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業内容に沿って、講義担当者が個別に出した4つのレポート課題の得点平均80%と平常点20%で評価する。ただし、出席率が70%未満者、課題未提出者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
N.R. カールソン;神経科学テキスト ー 脳と行動 第3版、2010年、丸善株式会社
照井直人(編)はじめの一歩のイラスト生理学、改訂第2版、2011年、羊土社
ドナルド・A. ノーマン、エモーショナル・デザイン、2004年、新曜社