シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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Global Sustainability Science特別演習Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 西川 可穂子 | ニシカワ カホコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-OC5-KN01
履修条件・関連科目等
本演習を受講する学生は、分子生物学の基礎的な知識とPCRなどの基本的な実験操作を経験していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目は、学部で習得した基礎的知識を応用し、その技術を確実なものとするための演習である。
自らテーマを決めて、そのテーマに即した微生物を分離し、分子生物学的な手法にて微生物を同定する。その後、各自のテーマに即した文脈で論文または報告書を作成する。この演習は、自らの知的探究心に沿って、実験実習を行うと共に、論文化へのプロセスを経験する。
そのため、本演習科目の履修は、、Global Sustainability Science 特別演習IIを併せて受講することが必須となる。
科目目的
本科目は、身近な環境微生物を分離し、分子生物学的手法を用いて微生物を同定する手法を身につけることを目的とする。
到達目標
本科目は、大学院前期課程の特別演習であり、学部で学習した知識と技術を更に発展させることが目標となる。本演習は、Global Sustainability Science 特別演習IIを併せて受講することが条件となる。
Global Sustainability Science 特別演習IIに向けて研究課題を設定することができるようにすることを目標とする。
本コースを受講後、学生は以下のことができるようになることが目標となる。
1)微生物の分離技術
2)微生物のスクリーニング
3)微生物の培養
4)DNAの抽出
5)DNAの増幅と精製
6)遺伝子配列の決定
7)種の同定
授業計画と内容
以下の3つの内容について、14回にわたって授業を行う。
1.教員による論文、研究事例紹介:論文の読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2.学生による論文、研究事例紹介:注目する論文、研究事例をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
3.リサーチペーパー作成:研究成果をリサーチペーパーとして纏め、発表する。
第1回 はじめに (演習の進め方、評価方法の説明など)
第2回 環境微生物の研究事例
第3回 各自のリサーチテーマの決定
第4回 各自のリサーチテーマを発表
第5回 実験の手順説明・微生物の培養 [実験]
第6回 微生物の分離 [実験]
第7回 微生物の単離 [実験]
第8回 微生物の純粋培養 [実験]
第9回 DNAの抽出[実験]
第10回 DNAの精製[実験]
第11回 DNAの前処理・シークエンスリード[実験]
第12回 シークエンスデータの収集と分析
第13回 分析データの解析と考察
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 35 | コースの最後にこのコースで実施した実験実習について、まとめてレポートとして提出する。レポートが実際に即した正しい記述になっているのかを評価ポイントとする。 |
平常点 | 65 | 各授業回において、実験実習を正しく実施しているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCを使用して、外部データベースにアクセスし、遺伝子配列の相同性を確認したり、専用アプリケーションを利用して、種の同定などを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
実験で利用するプロトコルなどは、授業で配布します。