シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ランゲージサイエンス特論A | 2024 | 前期 | 金2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 福田 純也 | フクタ ジュンヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HO5-LN07
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、人間の性質を科学的に明らかにすることを試みる認知科学分野の中でも、とりわけ「言語」と「心」がかかわるさまざまな問題を取り上げる。そしてそれらの問題はどのような思索・実験・調査により解決が試みられてきたかについて考える。
科目目的
言語が他領域と関わるさまざまな現象をとりあげ、分野横断的にさまざまなアプローチで問いを解決する方法を学ぶ。内容としては、主にこころとことばのインターフェイスを対象とする心理言語学分野を中心とし、関連する諸分野を幅広く取り扱う。
到達目標
(1)応用言語学が扱う心理言語学関連分野の諸問題としてどのようなものがあるのかを理解する。
(2)その内容を批判的に検討し、物事を相対化する力をつける。
授業計画と内容
第1回:オリエンテーション
第2回:言語を通して何がわかるか
第3回:動詞と構文の習得における理論的問題
第4回:地と図の反転とメタファーによる具体化
第5回:統語理論と認識に関する理論の必要性
第6回:思考の言語の構成要素と世界認識の4つの方法
第7回:モノの認識:クワインの相対論と存在論的区分
第8回:空間の認識:その表現と物理的な経験領域の認知基盤
第9回:時間と因果の認識:位置情報を持つ抽象概念
第10回:認識の生得性と普遍性
第11回:様々な言語相対論
第12回:身体性と基盤化問題
第13回:科学におけるメタファーと知識の問題
第14回:復習・総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 論述式のレポートを提出する。 |
平常点 | 40 | 各授業での議論への積極的な参加や提出物等により総合的に判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストの指定はない。適宜レジュメ等を配布する。
参考文献:『思考する言語(上・中・下)』NHKブックス、2009年
:『言語が違えば世界も違って見えるわけ』インターシフト、2012年