シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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代数学特論第二 | 2024 | 後期 | 金3 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 山崎 隆雄 | ヤマザキ タカオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-AG5-1C02
履修条件・関連科目等
代数学特論第一の履修を前提とする.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ホモロジー代数は,現代数学の多くの分野において必要不可欠な基本言語となっている.代数学特論第一に引き続き,本講義ではホモロジー代数について初学者を対象とした入門的な解説を与える.
科目目的
加群とホモロジー代数の基礎的な手法に習熟し,具体例の計算ができるようになること.また,それを通じて数学における抽象概念の扱いや技法を身に着けること.
到達目標
加群の複体やそのホモロジーについて,具体例の計算ができること.
授業計画と内容
第1回 自由分解
第2回 射影分解と入射分解
第3回 複体
第4回 ホモトピー
第5回 導来関手
第6回 Ext
第7回 Tor
第8回 米田拡大
第9回 二重複体
第10回 スペクトル系列
第11回 完全対によるスペクトル系列の構成
第12回 群コホモロジー
第13回 Galoisコホモロジー
第14回 Artin-Schreierの定理
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習を必ず行い,配布する演習問題を解くこと.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 演習問題への解答により判断する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は特に指定しない.
参考書としては
志甫淳「層とホモロジー代数」
中岡宏行「圏論の技法」
Hilton, Stammbach「A Course in Homological Algebra」
を推薦する.