シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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幾何学特論第六 | 2024 | 後期 | 金2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 髙倉 樹 | タカクラ タツル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-AG5-1C12
履修条件・関連科目等
予備知識として、多様体論、位相幾何学およびリー群・リー環に関する基礎的な事項を想定している。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
位相幾何学、変換群論、指数定理、シンプレクティック幾何学に関連するトピックスについて学ぶ。特に、旗多様体のトポロジー・幾何について、様々な見地から理解を深める予定である。
科目目的
位相幾何学、変換群論、指数定理、シンプレクティック幾何学の基礎を修得すること。
到達目標
多様体のトポロジーに対する理解を深めること。またその際、様々な手法がどのように用いられるかを理解すること。
授業計画と内容
第1回 旗多様体1(グラスマン多様体と旗多様体)
第2回 旗多様体2(旗多様体のトポロジー)
第3回 旗多様体3(余随伴軌道)
第4回 シンプレクティック多様体1(例と諸性質)
第5回 シンプレクティック多様体2(ラグランジュ部分多様体)
第6回 シンプレクティック多様体3(概複素構造)
第7回 ダルブーの定理1(背景など)
第8回 ダルブーの定理2(証明について)
第9回 前量子化1(シンプレクティック構造とポアソン構造)
第10回 前量子化2(前量子化)
第11回 前量子化3(関連する話題)
第12回 指数定理1(リーマン・ロッホの定理など)
第13回 指数定理2(レフシェッツの不動点公式)
第14回 指数定理3(関連する話題)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前回までの講義内容を丁寧に復習すること。演習問題には特に力を入れ、時間をかけて取り組むこと。レポートの課題がある場合は、必ず期日までに作成し、提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 講義内容の理解度と具体例における計算力を確認する。 |
平常点 | 50 | 講義内容に関する質問など、授業への参加度を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【参考文献】
小林俊行・大島利夫「Lie群と表現論」(岩波書店)
R. Abraham and J. E. Marsden, Foundations of Mechanics, Second edition, Benjamin/Cummings.
M. Audin, Torus Actions on Symplectic Manifolds, Springer.
A. Cannas da Silva, Lectures on Symplectic Geometry, Lecture Notes in Mathematics 1764, Springer.
V. Guillemin, E. Lerman and S. Sternberg, Symplectic Fibrations and Multiplicity Diagrams, Cambridge.
その他、講義中に適宜指示する。