シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
数学論文研修第二 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 佐藤 周友 | サトウ カネトモ | 1年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-PM5-1A02
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
研究課題に関する文献の検討、研究を進める上での考え方についての指導、修士論文作成の指導を行う。
科目目的
数学特別演習第二と連携しつつ、連綿と続く数学の歴史を踏まえ、実践的な知識をも視野に入れて、自立した研究者あるいは高度の専門職業人の養成を目的とする。
到達目標
各研究室で当該学生に最適と判断される専門書を選び、それを体読することにより、数学の学び方そして考え方の型を身に付けることを目標とする。その系として、研究計画作成において適切な研究方法を提案できるようになること。
授業計画と内容
毎週少なくとも1回のセミナーで、以下の三つを通じて数学の学びを体得する。
1.学生による発表。担当の範囲をなるべく理解した上で、それを参加者に解説する。自分なりの理論構成や実例があればそれも発表する。理解不充分だと思ったことはどこが理解できなかったのか、問題点をはっきり提示する。
2.教員による解説。学生の発表に対して適宜、講評を加える。学生の疑問、理論展開の他の可能性やテキストにない例について、必要があれば解説する。
3.参加者による議論。担当者の発表や教員の解説に関して、疑問に思ったことや自分の創意を互いに述べ合う。教員や学生といった枠組みにしばられない自由な発言は尊重される。
第1回 イントロダクション
第2回 基礎文献の精読:定義の理解
第3回 定義とその例や反例について討論と質疑
第4回 主定理の理解
第5回 基本補題の証明
第6回 主定理の証明並びに応用
第7回 可換環論との関連
第8回 ガロア理論との関連
第9回 円分体論との関連
第10回 具体的な計算例
第11回 主定理のいいかえ
第12回 ゼータ関数への応用
第13回 英語の文献の講読,定義と定理の文章の理解
第14回 研究発表に対する質疑応答とまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
セミナーの準備にあたっては自ら目標を設定し、理論と具体例の両面から十分な準備を行うこと。特に新しい定義や概念に接する際は具体例(当てはまる例と当てはまらない例)をテキストに頼らず自力で考えてみよ。また、セミナーを通して自ら理解が足りないと感じた点については、納得がいくまで復習しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 数学の理解、具体的には発表の技量やテキストの読みの深さによって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Webex などの会議ツールを用いた個別指導、ないし少人数形式でのセミナーを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示する。