シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
線形代数Ⅱ | 2024 | 後期 | 水3 | 経済学部 | 中島 禎志 | ナカジマ タダシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-672X
履修条件・関連科目等
「線形代数Ⅰ」を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
「線形代数 I」で学んだことをもとに、ベクトルや行列の作る世界の性質を調べる。ベクトルや行列は「正比例」の一般化で現れる。正比例は y=ax というように x を a 倍する変換である。では、たとえば「一般化された正比例」において、元の定数倍になるようなものはどのようなものだろうか?このようなことを調べる。
講義の中で演習も取り入れ、理解を深めていく。
科目目的
経済学部で専門科目を学ぶために必要となる数学のうち、ベクトル、行列について発展的な事項を理解し、使いこなせるようになることを目的とする。
到達目標
1.ベクトルの独立と従属を理解している。
2.線形変換について理解している。
3.固有値と固有ベクトルについて理解し、簡単な場合には求めることができる。
4.行列の対角化を理解し、簡単な場合には行列を対角化することができる。
授業計画と内容
1.ガイダンス /「線形代数Ⅰ」の復習
2.(連立1次方程式の解法)「線形代数Ⅰ」の復習 (行列式)
3.ベクトルの線形独立と線形従属
4.線形変換とその表現行列
5.いろいろな線形変換
6.合成変換と逆変換
7.直交行列と直交変換
8.固有値と固有ベクトル(2次正方行列)
9.固有値と固有ベクトル(3次正方行列)
10.行列の対角化(2次正方行列)
11.行列の対角化(3次正方行列)
12.対称行列とその固有値
13.対称行列の対角化
14.総合演習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に解き残した問題はできるだけその日のうちに解いてください。また、分からなかった問題はできるだけその日のうちに解答を確認してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 1.ベクトルの独立と従属を理解しているか。(12.5%) 2.線形変換について理解しているか。(12.5%) 3.固有値と固有ベクトルについて理解し、簡単な場合には求めることができるか。(12.5%) 4.行列の対角化を理解し、簡単な場合には行列を対角化することができるか。(12.5%) |
平常点 | 50 | 出席をはじめ主体的な授業参加度で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
演習課題や期末テストなどの解答例をmanabaに掲載します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:指定しません。
参考書:
・上野健爾監修,高専の数学教材研究会編,線形代数,森北出版,2012年,ISBN978-4627055414.
・川久保/勝夫,線形代数学,日本評論社,2010年, ISBN: 978-4535786547.
その他、そのつど指示します。