シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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離散選択モデル | 2024 | 前期 | 水4 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 原田 昇 | ハラタ ノボル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-SS5-3C40
履修条件・関連科目等
交通計画(学部講義)を履修していることが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教員による講義、輪講、ならびに演習の組合せで行う
演習は数人でチームを作り共同で行なう
科目目的
この科⽬の学習を通じて、学⽣が「交通⾏動の理解と、それに基づく交通施策の提案」に対する基
礎的知識を獲得することを⽬的とします。
到達目標
交通行動を表現するための代表的モデルであるランダム効用理論に基づく非集計行動モデルについて、その考え方、適用方法を習得すること
授業計画と内容
講義、教科書の輪講と質疑応答、SP調査の設計とモデル推定で構成する。
14回の授業との対応は以下のとおりである。
1. 講義
・資料を配布し、説明する。小設問を課す場合がある。
01) 【全体説明】、【講義1】人間行動と交通、時空間地理学の基本概念
02) 【講義2】交通行動分析の基礎
07) 【講義3】Nested Logit Modelの意義と適用方法
08) 【講義4】TDM(Travel Demand Management)とその活用
09) 【講義5】Mobility Management/Activity Managementとその活用
10) 【講義6】活動交通分析の枠組みと社会的排除施策の評価
12) 【講義7】スマート・プランニングとその適用
14) 【講義8】総括 振り返りと今日的課題
2. 教科書「やさしい非集計分析」に関する質疑応答
・講義日の前日12時までに一人二つの質問をうけ、講義時間に回答する。
03) 第1章 非集計分析の基礎
04) 第2章 非集計分析の適用方法
05) 第3章 非集計モデルの計算手順
06) 第8章 意識データを用いた非集計分析
3. SP調査の設計とモデル推定
・SP調査を設計し、履修生が回答し、そのデータを用いてモデルを推計する。
03) モデル推定課題の準備
05) テストプログラムとデータを用いたモデルの推定
07) 横浜データを用いたモデルの推定
11) SP調査の理解とSPデータを用いたモデルの推定
13) モデル推計結果に関する討議
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
モデル作成のための調査票を作成し、アンケート調査を自ら行う
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 時空間パスに関するレポートとSPモデルの推定課題に関するレポートの採点結果。 |
平常点 | 50 | 授業への取り組みと授業中の質疑応答の評価。 |
その他 | 20 | 教科書に関する事前質問の提示。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
交通⾏動モデル作成のためのアンケートの設計と実施。並びに交通⾏動モデルの推定
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
都市圏交通計画や市町村の交通計画において、交通⾏動モデルの推定とそれに基づく施策提案を数
多く経験している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
離散⾏動モデルの理論とともに、実務的な評価に関して、説明できる。
テキスト・参考文献等
やさしい非集計分析 (社)交通工学研究会編
その他特記事項
なし