シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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沿岸防災学 | 2024 | 後期 | 月4 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 有川 太郎 | アリカワ タロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-CV5-3C32
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
津波や高潮など自然外力から沿岸域をどのように防護するかということは,東日本大震災以降,大きく変化しつつある.そのなかで,本授業では,災害の歴史,被害のメカニズム,防護施設の役割などを学び,沿岸域における防護のあり方を議論する
科目目的
沿岸防災に対する理解と背後地域のまちづくりについて学ぶ
到達目標
沿岸域における防災のあり方を体系的に理解することを目的とする
授業計画と内容
以下の内容に従うが,理解度などに応じて進捗は適切に検討する
(1) 自然災害における安全と安心
(2) 津波・高潮災害の歴史とメカニズム
(3) 津波計算技術の歴史
(4) 津波計算技術の実際
(5) 津波計算の実施演習
(6) 複数シナリオの津波計算
(7) 津波・高潮からの避難とまちづくりの検討
(8) 津波・高潮からの避難とまちづくり演習
(9) 津波・高潮からの避難とまちづくり中間発表
(10) 気候変動に適応した沿岸まちづくりについて
(11) 気候変動に適応した沿岸まちづくりの適応策とレジリエンス指標
(12) 気候変動に適応した沿岸まちづくり演習
(13) 気候変動に適応した沿岸まちづくり中間発表
(14) 持続可能な沿岸域のコミュニティレジリエンス
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
現場見学を予定する
グループワークを実施する予定
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 理解度 |
平常点 | 21 | 受講態度 |
その他 | 9 | 積極性 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
港湾構造物の設計
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
脆弱性評価について、実務に即して指導する
テキスト・参考文献等
「海岸―50年のあゆみー」,国土交通省河川局海岸室監修,社団法人全国海岸協会,2008年
「巨大地震・巨大津波―東日本大震災の検証―」,平田直・佐竹健治・目黒公郎・畑村洋太郎 著,2011年
「東日本大震災合同調査報告 共通編2 津波の特性と被害」,東日本大震災合同調査報告書編集委員会 編
「人はなぜ逃げ遅れるのか」,広瀬弘忠 著, 2004年
「防災人間科学」,矢守克也 著,2009年
その他特記事項
(前提知識)
数学(これまでに習った範囲全体)および水理系の科目(特に海岸・港湾工学)の内容を理解していると話が分かりやすい。ただし、必要な数学等については適宜復習もしくは補習する予定である。