シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 健康科学概論 | 2026 | 前期 | 火2 | 基幹理工学部/社会理工学部/先進理工学部/理工学部 | 竹内 文乃、高島 響子 | タケウチ アヤノ、タカシマ キョウコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SS-PR2-CA15
履修条件・関連科目等
とくに科目としての必須条件はないが、生命倫理を受講していることが望ましい
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
健康に関するニュースは毎日のように発信されていますが、健康に唯一無二の「正解」は存在しません。健康科学は、不確実な世界の中で、膨大なデータの蓄積と検証によって、その時点での「より確からしい知見」を積み上げていく終わりのないプロセスです。
本講義では、先人たちがどのように仮説を立て、検証を繰り返し、今日の健康科学の体系を築き上げてきたのか、方法論として学びながらその歩みを辿ります。過去の成功と失敗の歴史を学び、現代のデータサイエンスがどのようにエビデンス構築に寄与しているのかしているのかを理解することで、情報の収集力とそれらを読み解く力を養います。
現在、ヘルスケア領域は世界的なデータサイエンスの進展により、かつてないスピードで変容しています。この変化の激しい時代において重要なのは、固定化された知識を覚えることではなく、変化し続ける知見を自ら吟味し、生涯にわたって学び、活かし続けるための土台を持つことです。
医療倫理や研究倫理という羅針盤を持ちながら、超高齢社会におけるQOL(生活の質)の向上にどう向き合うか。本講義での対話を通じて、ビジネスや政策、そして日々の生活において、根拠に基づいた論理的な思考を実践し続けるための知の作法を身につけていきましょう。
科目目的
健康科学における知見がどのように積み上げられ、更新されてきたのかというプロセスを学び、生涯にわたって情報を吟味し活用し続けるためのリテラシーを身に着け、思考の土台を築くことにあります。
講義では、世界的なデータサイエンスの進展やヘルスケア産業の成長を視野に入れつつ、歴史的なエビデンスを学び、身近なトピックから方法論を学び、文献検索や情報の解釈を実践し、根拠に基づき論理的に思考し続ける力を養うことを目指します。
到達目標
本講義の到達目標は、単なる健康に関する知識の獲得にとどまらず、政策、精神医学、生物学、心理学、食品科学など、多角的な視野から健康を捉える実践的なリテラシーを習得することです。
健康に唯一の正解はなく、知見は常に更新され続けるものです。そのため、特定の知識を暗記するのではなく、各分野の専門的なエビデンスを複合的に読み解く力を養います。変化の激しい現代において、多様な視点から「確からしさ」を吟味し、生涯にわたって自らの健康と社会のQOLを最適化し続けるための実践的な思考基盤を構築します。
授業計画と内容
順番と内容は若干変更される可能性がある。
1)エビデンス概論
2)研究デザイン概説:コホート研究(感染症疫学)
3)研究デザイン概説:コホート研究(循環器疫学)
4)疫学デザイン概説:時系列データ解析(環境疫学)
5)研究デザイン概説:ケースコントロール研究(薬害の特定)
6)研究デザイン概説:介入研究
7)研究デザイン概説:システマティックレビュー
8)研究デザイン概説:メタアナリシス
9)エビデンスの検索と評価:文献収集実践
10)エビデンスの検索と評価:論文の精読
11)エビデンスの検索と評価:論文の評価
12)医療倫理・研究倫理概論
13)医療倫理・研究倫理応用
14)医療倫理・研究倫理実践
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 60 | 全体で数回レポートをだします |
| 平常点 | 40 | Respon等でとった出席を加味します |
成績評価の方法・基準(備考)
Respon等でとった出席を40%、全体で数回のレポート課題を60%として評価を行います。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業形態に応じて、双方向マイクやチャット機能を用いて、インタラクティブな授業を展開する
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
竹内:疫学研究の遂行
高島:医療倫理に関わる審査や助言
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
竹内:日本で行われている各種疫学研究の紹介。実務経験を踏まえて研究の遂行の際の問題点やニーズを具体的に説明する
高島:医療倫理の審査や助言を行った経験に基づく実際に医療倫理的な問題が生じる各種事例の紹介
テキスト・参考文献等
適宜、講義毎に指示する。パワーポイント資料を講義毎に用意する。