シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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熱移動工学特論第二 | 2024 | 後期 | 水2 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 松本 浩二 | マツモト コウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-FT5-4C26
履修条件・関連科目等
① この科目は、熱物性値の中の"熱伝導率"に焦点を絞って講義をする。よって、学部講義科目の熱工学2及び1を履修していることが望ましい。できるだけ式を使用しないで講義するので熱工学2及び1を履修していない学生でも履修は可能である。② この科目は熱物性測定・伝熱現象を対象とする研究テーマを行う学生にとって適切であるが、その他、研究において副次的に熱物性値の知識が必要な学生にとっても有効である。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
システムの効率良い設計や安全性の向上、さらには熱現象のより正確な解析を実現するためには高精度で信頼性の高い熱物性値が不可欠である。本講義においては、このような熱物性値についての基礎を学習する。さらに、特に社会的ニーズの高い熱物性値である熱伝導率の具体的測定法についても学習する。
なお、講義は座学形式で行い、講義期間の最終段階で各自(熱)物性値の測定法を調査しその結果を、聴講学生の前でプレゼンテーションする。
科目目的
研究における熱物性値の重要性について修得させる。
到達目標
学生は、この講義を通して、熱物性値、特に熱伝導率の工学における重要性を理解し、必要に応じて最適な測定法を選択できる素養を修得することを目標とする。
授業計画と内容
講義計画:主な講義内容は以下の通りである。
1.熱物性値の基礎
2.温度場の解析と熱物性値
3・固体・液体・気体・断熱材における熱伝導率の特徴
4.熱伝導率の測定法の分類
5.熱伝導率の測定方法の特徴とその誤差
6.定常法による熱伝導率の測定法(比較法・絶対法)
7.非定常法による熱伝導率の測定法(熱源にヒーターを使用した代表的測定法)
8.非定常法による熱伝導率の測定法(熱源にランプ・レーザーを使用した代表的測定法)
9.非定常法による熱伝導率の測定法(液体の代表的測定法である非定常線熱源法について)
10.光学的方法により非定常熱伝導率測定
但し、上記順番が講義の進行状況によっては入れ替わることもあります。
11.学生によるプレゼンテーション
12.学生によるプレゼンテーション
13.学生によるプレゼンテーション
14.学生によるプレゼンテーション
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前回講義で予告した範囲の十分な予習をした上で講義に出席すること。また、講義終了後は1-2時間程度の復習を行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | ①各自調査した物性値の測定法に関するプレゼンテーションにより判定する。 ②判定基準は、プレゼンテーションの内容、質問に対する回答等を総合的に判断して判定する。なお、出席率が80%以下の学生は、不合格とする |
成績評価の方法・基準(備考)
①各自調査した物性値の測定法に関するプレゼンテーションにより判定する。
②判定基準は、プレゼンテーションの内容、質問に対する回答等を総合的に判断して判定する。なお、出席率が80%以下の学生は、不合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
講義中に実施する学生のプレゼンテ―ションの内容で評価する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、適宜資料を配布する。
参考書は個々にあったものを適宜選択すること。
その他特記事項
参考URL
https://www.mech.chuo-u.ac.jp/~matsulab/index.htm