シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 生徒指導と特別活動 | 2026 | 前期 | 木6 | 基幹理工学部/社会理工学部/先進理工学部/理工学部 | 角田 仁 | ツノダ ヒトシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC2-C203
履修条件・関連科目等
学生の誰もが通過してきている、小中高における特別活動の指導や生徒指導の経験・既有知識を自分なりに整理しておくこと。また、教職課程の学びとして、広く学習指導要領と生徒指導提要の趣旨や教育学の学習内容に関心を持って実践しようとする意欲を持ってほしい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生徒指導と特別活動とを関連させながら、これらの理論と課題への支援方法について、実践的に学習していく。また、外部の学校・機関、地域社会の住民などと連携しつつ「チームとしての学校」として指導を進めるために必要な知識や技能を学んでいく。
科目目的
この科目は、教職課程の科目として、組織的に生徒指導を進めていくために必要な知識・技能を身に付けるとともに、特別活動の特質を踏まえた組織的な対応等の指導に必要な知識や素養を身に付けることを目的とする。
到達目標
生徒指導は、生徒一人一人の人格を尊重し、個性の伸長をはかりながら、社会的資質や行動力を高めること(『生徒指導提要』2010年)をめざして教育活動全体の中で行われる重要な教育活動である。また、特別活動は、学校でのさまざまな集団活動によって、教育課程の全体にわたって、課題の発見や解決を生徒自らの力で行うものである。これらを踏まえて、生徒指導と特別活動とを関連付けて学習していく。
授業計画と内容
第1回:子どもの社会的形成と学校の教育課程に沿った指導
第2回:「生徒指導」概念の成立と集団・個別指導の実践
第3回:指導の組織的条件と「チームとしての学校」の実践
第4回:「特別活動」の目標と指導方法の理解
第5回:学級生活における集団づくりと生徒指導・特別活動の実践
第6回:課題生徒の個別指導課題と教育相談体制・特別活動実践との関連
第7回:いじめ問題の出現と学級活動の指導
第8回:教科横断的な生徒指導・特別活動の有効性
第9回:不登校問題の問いかけとエンカウンターの実践
第10回:非行問題から考える特別活動の等による「絆づくり」の必要性
第11回:部活動の体罰問題と教師のコンプライアンス
第12回:学級活動・生徒会活動・学校行事を活かした児童生徒理解
第13回:外部の支援ネットワークと指導の課題
第14回:生徒の学級活動・生徒会活動と居場所としての学校づくり
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1)講義内容を振り返り、理解不十分と思われる項目または用語を確認すること。
(2)教育界の動向や教育課題だけでなく、社会情勢や社会的課題に敏感に反応し、新聞記事、インターネット等を活用して積極的に情報を収集・分析して、現代の教育事情を把握すること。
(3)社会的視野を広げるために、教職課程に関する文献、資料を読むこと。
(4)図書館を活用し複数の新聞や教育関連の文献を日常的に把握すること。
(5)博物館、美術館等での文化財鑑賞並びに内外の映画鑑賞を通して、文化的素養を高めること。
(6)学校の公開授業や教育関係者によるボランティア活動、教育に関する研究会に積極的に参加し、生徒たちの様子、研究者・現場の先生方から多くを学ぶこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 50 | 与えられた教育テーマと課題図書から学んだことをレポートにまとめ、発表する。基礎知識の習得状況とレポート内容を総合的に判断して評価する。 |
| 平常点 | 40 | 授業への参加・貢献状況、グループワークの発言内容、毎回のリアクションペーパー、提出する小レポートなどより総合的に判断して評価する。 |
| その他 | 10 | 学校が実施する公開授業や教育関係者によるボランティア活動等の視察・見学への参加・貢献状況等を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポート、平常点に加えて、受講生の出席状況、学校の公開授業・教育ボランティア活動等への参加状況を総合的に判断して評価します。全14回の講義出席を望みます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
コメントペーパーの他、授業中常に受講生の質問や意見に応じ、歓迎する。また受講生の状況を見て、意見や議論を求めることがある。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1986年度、神奈川県内の中学、高校で社会科非常勤講師。
1987年~2025年 東京都立高校7校で社会科・公民科教員。
文部科学省・外国人児童生徒等教育アドバイザー
東京都つながり創生財団・多文化キッズスーパーバイザー
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
神奈川県内の中学校・高等学校、東京都立高等学校の教員としておよそ40年間携わった実務経験を踏まえて、生徒指導と特別活動について講義をします。クラス担任を約30年にわたり担当してきた経験を活かすとともに、生徒部や進路部などの分掌における業務など総合的な視点で、具体的な学校現場の実情や課題に即し、生徒指導と特別活動の目標・意義・方法等について授業を行います。また、地域のボランティア団体・NPO・国際交流団体・大学・専門家・専門機関等と連携・協働した特別活動、多言語の子どもや保護者等へ進路・進学相談の活動等に従事した経験を通して、学校と学校外との連携・協働や地域に開かれた学校づくりについて具体的な実践活動に関わる講義をします。多様な学びやさまざまな支援が必要な生徒たち、教育現場の実践者から、教員自身が学ぶことができるような授業を目標とします。
テキスト・参考文献等
《参考文献》
中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省)
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編(平成29年7月 文部科学省)
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編(平成30年7月 文部科学省)
生徒指導提要(改訂版)(令和4年12月 文部科学省)
「生徒指導等について」(文部科学省)生徒指導の現状・施策が掲載されている。
(以上、文部科学省のサイトからダウンロード可)
児童生徒の問題行動・不登校生徒指導上の諸課題に関する調査(東京都教育委員会)
(東京都教育委員会のサイトからダウンロード可)
外国につながる若者とつくる多文化共生の未来 協働によるエンパワーメントとアドボカシー(明石書店、2023年)