シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用化学論文研修第二 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 福澤 信一 | フクザワ シンイチ | 1年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-AC5-6A02
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
医薬品中間体などのファインケミカルズは骨格が複雑だったり、不斉炭素が多くあったりして、その合成には精密な反応・合成設計が必要で,立体選択性、位置選択性、化学選択性などを高度に制御しなくてはならない。当研究室では、有機合成のための新規な触媒・反応剤の開発と新規の有機合成反応の開拓を行っている。錯体触媒を中心にした分子触媒の開発が主たるテーマであり、錯体の反応性を制御する配位子作りに勢力を注いでいる。キラル配位子の基本骨格としては、置換基の導入や立体制御に優れたフェロセンを用い、新規ホスフィン、アミン、アルコール配位子の合成を行ってきている。
1.1,3-双極子環化付加反応を利用するキラルヘテロ環化合物の簡便合成
2.面不斉メソイオンN -ヘテロ環状カルベン金属錯体触媒の合成と触媒作用
3.キラル11金属錯体触媒を用いる不斉炭素ー炭素結合生成反応
科目目的
世界の最新の有機化学研究に関する知識獲得と,これをヒントに自身の研究のアイデアを発想する力を向上させる。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・特定の研究分野について、研究の発展の経緯と最新情報を習得すること、研究計画の作成において、適切な研究方法を提案できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
論文研修においては、授業以外でも、当初の研究方針に従って、研究テーマをに関わる文献を調査して自ら課題を設定し、その解決方法を考えて具体的な実験計画を立て、実験を遂行してその結果を取りまとめプレゼンテーションするという一連の作業を、能動的に行うことが求められる。日頃から論文講読、研究のまとめを進めるとともに、研究データの解釈や研究の進め方について教員や共同研究者、同僚との議論を積極的に行い 、当該年度のまとめとして専攻内中間報告を行う。
1 回 イントロダクション、論文研修第二について
2 回 プレゼンテーション技法
3 回 教員による論文紹介1
4 回 教員による論文紹介2
5 回 学生による研究提案1
6 回 学生による研究提案2
7 回 研究指導1
8 回 研究指導2
9 回 研究進捗発表1
10 回 研究進捗発表2
11 回 研究進捗に対する質疑応答1
12 回 研究進捗に対する質疑応答2
13 回 研究発表に対する質疑応答、まとめ
14 回 論文研修第一、修第二の総括と論文研修第三に向けた課題設定
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
Scifinder, Sciencedirectによる文献検索。ACS, RSC, Wileyなどの一流の学術雑誌から最新の論文をピックアップして精読する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 参考文献が正確に読めているか,第三者にその内容を正しく伝えているか,文献の内容を肯定するだけでなく批判的であるか,また自身の研究のアイデアの着想に取り入れられているかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
インターネット上で電子ジャーナルやScifinderによる文献検索
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。