シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国文学作家作品研究(2)B | 2026 | 後期 | 月2 | 文学部 | 山下 真史 | ヤマシタ マサフミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL3-A404
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
戦時下の太宰治は、「お伽草子」や「新釈諸国話」など、古典のパロディを多く手がけ、魯迅の仙台時代を描いた「惜別」を書くなど、精力的に活動していました。この時期には雑誌社の依頼に応え、短篇小説や、短いエッセイも多く残しています。この授業では昭和15(1940)年から19(1944)年の間に書かれた作品を読み、戦時中に太宰治がどのような文学を志していたかを探ります。具体的には『ろまん燈籠』(新潮文庫)に収められている小説・エッセイを読んでいきます。
科目目的
作家がその時代の風潮に対してどのような姿勢を取っていたかを明らかにすることは、文学史を考える上で重要なことです。戦時中は特に、戦争に賛成か反対かというような単純な色分けは出来ませんし、検閲の問題も念頭に置いて、考える必要があります。この授業で読むのは、太宰の戦時下の大作ではありませんが、小品に本音を漏らしていることもありますので、この時期の小品を精読することを通して、太宰の戦時下の姿勢を探ります。
到達目標
戦時下の太宰の小品を取り上げますが、受講生は、時代状況を踏まえて、注釈をした上で、作品を解釈する方法を身につけます。作品が書かれた時代の常識を知らないと、誤読することになりますので、時代の常識を知ってから作品を考える能力を身につけます。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 太宰治の人となりと作品について
第3回 戦時下の文学状況について
第4回 「ろまん燈籠」について
第5回 「みみずく通信」について
第6回 「誰」「恥」について
第7回 「新郎」について
第8回 「一二月八日」について
第9回 「作家の手帖」について
第10回 「佳日」について
第11回 「散華」について
第12回 「雪の夜の話」「東京だより」について
第13回 到達度確認
第14回 戦時下の作品についての総括
*取り上げる作品は、受講者の希望に応じて若干変更することもあり得る。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 80 | 時間を限って試験を行い、授業内容が理解出来たかどうかを評価します。 |
| 平常点 | 20 | 数回課す予定のショートレポートを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
太宰治『ろまん燈籠』(新潮文庫)
必要に応じてプリントを配布します。