シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
応用化学論文研修第四 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 小松 晃之 | コマツ テルユキ | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-AC5-6A04
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
進化の過程を経て最適化されてきたタンパク質はどれも美しい超構造体であり、実に巧妙なはたらきをしている。当研究室では、タンパク質を人工的につくったり、つないだり、積み重ねたりする方法により、自然界には見ることのできないユニークなバイオマテリアルを開発し、人類の健康・医療、さらには環境、エネルギーに役立てる研究を展開している。
具体的には、以下の研究テーマを対象としている。
1.人工血液[人工酸素運搬体(赤血球代替物)]の合成と応用
2.人工血液[動物用人工血漿]の合成と応用
3.タンパク質クラスターを用いた抗がん剤の合成と応用
4.遺伝子組換えタンパク質の合成と応用
5.高分子チューブマイクロモーターの合成と応用
科目目的
学術論文から得られる専門的知識と、研究の遂行により得られる実践的な知識を融合し、自立した研究者としての基本的な能力を身につけることを目的とする。
到達目標
生命分子化学およびそれに関連する研究分野について、以下の能力を習得することを目標とする。
・研究テーマの背景、研究発展の経緯、最新情報を正確に調査し、系統的にまとめた内容をプレゼンテーションできる。さらに、その内容について教員、共同研究者、他の学生と十分なディスカッションができる。
・上記知識をもとに、適切な研究計画・研究方法を提案できる。
・自分の研究成果を取りまとめた内容をプレゼンテーションできる。さらに、その内容について教員、共同研究者、他の学生と十分なディスカッションができる。
授業計画と内容
受講生は、論文研修の一環として授業期間内に実施される研究室セミナー等に参加する必要がある。そこで実施する授業内容は概ね以下の通りである。
第1回 イントロダクション、論文研修第四について
第2回 プレゼンテーション技法
第3回 教員による論文紹介
第4回 学生による論文紹介
第5回 研究指導①
第6回 研究指導②
第7回 ゼミによる発表・討論①
第8回 ゼミによる発表・討論②
第9回 修士論文発表①
第10回 修士論文発表②
第11回 修士論文発表③
第12回 修士論文発表に対する質疑応答①
第13回 修士論文発表に対する質疑応答②
第14回 修士論文発表に対するまとめ
日程は研究室学生と調整して決め、各回1.5コマの研究指導をする(進捗により内容を変更する可能性もある)。ただし、これらのセミナーに参加するだけでなく、当初の研究方針に従い、研究テーマに関わる文献調査と課題の設定、その解決方法の探索、具体的な実験計画の立案、実験の遂行、結果取りまとめとプレゼンテーションという一連の作業を能動的に行うことが求められる。日頃から論文講読、研究のまとめを進めるとともに、実験データの解釈や研究の進め方について教員や共同研究者、他の学生との議論を積極的に行う。最終的に得られた成果を修士論文審査会で発表し、修士論文として提出する。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員や他の院生の論文紹介、研究進捗紹介についても、事前にその内容に関する周辺知識を予習しておくこと。授業後は院生どうしで討論すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 20 | 研究への参加・貢献度、態度(他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を評価する。 |
その他 | 80 | 論文紹介の技量、研究進捗とそのプレゼンテーションの技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、研究室において随時フィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaにより、課題の提出・フィードバックを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
指導教授からの配布資料、学生本人の調査・検索により入手した文献
その他特記事項
参考URL
https://komatsu-lab.r.chuo-u.ac.jp/