シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本芸能史B | 2026 | 後期 | 水1 | 文学部 | 宮本 圭造 | ミヤモト ケイゾウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JC3-A412
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本の芸能と仏教との関わりを学びます。
日本には様々な古典芸能があり、それらは現代にも生き続けています。前期に開講する「日本芸能史A」では、基本的な日本芸能史の流れを取り上げますが、この授業では古代日本に伝わって以来、日本人の生活に深く根ざしている仏教の世界観が日本の芸能にどのような影響を及ぼしたかを見ていきます。
仏教の世界観を代表する一つが、地獄・極楽の思想です。地獄の世界観は奈良時代末期に日本に定着し、平安時代の浄土信仰の高まりとともに、大きな展開を示しました。それは芸能においても例外ではありません。踊り念仏や来迎会などの宗教行事が盛んに行われたほか、琵琶法師によって平曲として語られた平家物語にも、当時の仏教の世界観が色濃く表れています。室町時代になると、地獄に落ちた罪人の様子が、能や狂言の作品として演劇化されました。浄瑠璃・歌舞伎、落語のような江戸時代の芸能にも、仏教の世界観が色濃く投影していますが、それ以前とは大きく異なる様相を見て取ることが出来ます。
日本の歴史の中で、芸能と仏教がいかに深く関わりつつ、同時代の文化に様々な刺激を与えていたか。「芸能史」という枠組みを超えた、一つの文化現象としての地獄・極楽思想の展開を知ることで、日本文化についての新たな視点を得ることが出来るでしょう。
毎回、図版などを多用したプリントを配布して理解の一助にします。古典芸能の動画鑑賞を10分~15分程度行う予定です。リアクションペーパーで、感想や質問などを提出してもらいます。
科目目的
この授業は、幅広い教養として、日本の芸能史と文化史に関する基礎的な知識を習得することを目的としています。
到達目標
日本の芸能・文化史に関する基礎的な知識を身につけたうえで、日本の文化史の大きな流れを理解できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
1、日本における異界
2、日本における地獄思想の展開
3、『往生要集』の世界観
4、浄土思想と芸能
5、平家物語と地獄極楽
6、踊り念仏の展開
7、地獄の唱導劇としての能
8、もう一つの地獄劇
9、地獄極楽の霊場
10、狂言に描かれた地獄
11、地獄のパロディ
12、人形浄瑠璃と仏教的因果
13、歌舞伎の怪談物とその展開
14、総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:各回の授業内容について、参考文献や参考WEBサイトで概要を調べておく。
古典芸能の鑑賞を行った場合は、具体的な内容や感想についてレポート提出する(任意)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 70 | 芸能史に関する基本的な知識を、講義内容に即して試験します。 |
| レポート | 10 | 古典芸能に関する興味・理解が正確に記されているかを評価します。 |
| 平常点 | 20 | 授業への参加度を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:授業内でプリントを配布します。
参考文献:授業内で指示します。
その他特記事項
受講者の反応等により、授業計画通りに進まない場合もあります。
授業内容に関する質問等には随時対応します。