シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用化学論文研修第四 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 張 浩徹 | チャン ホチョル | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-AC5-6A04
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
分子集合体はそれを構成する分子の性質及びその結合様式により多種多様に設計可能である。またこれらに対し熱や光、圧力、電場等の外部刺激を与えることでその状態と性質を変換することも可能である。本研究では、分子内及び分子レベルで電子移動能を示す分子骨格を構築し、それらの結晶、液晶、液体等のマクロ相における分子集合体としての新機能を開発することを目指している。電子やプロトンは化学者が操ることが出来る最小単位であり、物性を司る最小単位でもある。また電子は熱、光、レドックスにより分子レベルで制御可能であることから精密な状態制御を可能にする。本研究ではこの概念に基づき、
1)外場により二つの状態をとりうる双安定分子の創成
2)双安定分子集合体の新しい状態変換法の開発
3)レドックス活性液晶を用いた電気化学デバイスの創成
4)電子、プロトンプール能を持つ分子を用いた水素貯蔵材料の開発
5)水素発生触媒の開発
6)メタノールの酸化触媒等
の研究を展開している。
尚、本講義ではアクティブラーニングとして、復習を兼ねた演習問題を毎講義終盤に提示し次回冒頭にディスカッション形式で解答を導き解説する。
科目目的
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
到達目標
・特定の研究分野について、研究の発展の経緯と最新情報を習得すること、研究計画の作成において、適切な研究方法を提案できるようになることを目標とする。また修士論文にこれらをまとめ報告する。
授業計画と内容
受講生は、特殊論文研修の一環として授業期間内に原則毎週実施される研究室セミナー等に主体的に参加する必要がある。そこで実施する授業内容は以下の通りである。
第1回 イントロダクション、論文研修第四について
第2回 プレゼンテーション技法
第3回 教員による論文紹介
第4回 学生による論文紹介
第5回 研究指導①
第6回 研究指導②
第7回 ゼミによる発表・討論①
第8回 ゼミによる発表・討論②
第9回 修士論文発表①
第10回 修士論文発表②
第11回 修士論文発表③
第12回 修士論文発表に対する質疑応答①
第13回 修士論文発表に対する質疑応答②
第14回 修士論文発表に対するまとめ
ただし、日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする(進捗により内容を変更する可能性もある)。ただし、これらの授業に参加するだけでなく、当初の研究方針に従って、研究テーマに関わる文献を調査して自ら課題を設定し、その解決方法を考えて具体的な実験計画を立て、実験を遂行してその結果を取りまとめプレゼンテーションするという一連の作業を、能動的に行うことが求められる。日頃から論文講読、研究のまとめを進めるとともに、研究データの解釈や研究の進め方について教員や共同研究者、同僚との議論を積極的に行い、最終的に得られた成果を論文としてまとめる。
なお、9月末日までに「研究計画書」を提出すること。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自身の研究内容をまとめるのに必要な文献を調査し、要点をまとめる。実験データをまとめて学会発表に備える。研究報告で得られた助言、議論、批判を反映して研究内容をさらに改善する。
学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。