シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学特論第一 | 2024 | 夏季集中 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 上野 博史 | ウエノ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BI5-9C17
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
⽣命現象を数で表現する物理学的考え⽅について学んだ後、⽣命現象の作動原理を1分⼦レベルで定量的に解析するための⽅法論について概説する。特に回転分⼦モーターATP合成酵素を代表とする分⼦機械の1分⼦計測を実例としてあげながら、1分⼦計測からどのような分⼦情報を取り出すことができるのか解説する。
科目目的
⽣命現象を数で表現し定量的に理解するための知識と⽅法について理解することを⽬的とする。
特に⽣体分⼦機械の仕組みについてや、その1分⼦計測の⽅法論を理解する。
到達目標
1分⼦単位で⽣命現象を定量する⽅法と理論について理解し、その最近の応⽤例に関する知識を修得する。
授業計画と内容
第1回 ⽣物・⽣命現象を数で表現するアプローチ
第2回 流体中での⽣命現象
第3回 ブラウン運動
第4回 ⽣体分⼦の構造と安定化
第5回 エネルギー通貨ATPの利⽤と熱⼒学
第6回 分⼦機械とATP
第7回 1分⼦計測と多分⼦計測
第8回 ATP合成酵素の1分⼦計測
第9回 光学顕微鏡の原理
第10回 回折限界をどう超えるか
第11回 点像を利⽤した1分⼦計測
第12回 1分⼦計測技術の発展ー超解像イメージング, ⾼速原⼦間⼒顕微鏡ー
第13回 1分⼦計測技術の応⽤ーDNAシークエンシング, デジタルバイオアッセイー
第14回 1分⼦計測技術のこれから、ディスカッション
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 講義内容に関する簡単な課題を出す。その提出状況と内容を評価する。 |
平常点 | 40 | 授業への参加、発現内容、積極性を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で使用する資料は講義の中で適宜配布。
参考⽂献︓
・数でとらえる細胞⽣物学(⽺⼟社)
・1分⼦ナノバイオ計測―分⼦から⽣命システムを探る⾰新的技術(化学同⼈)
・1分⼦⽣物学(化学同⼈)