シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学論文研修第四 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 箕浦 高子 | ミノウラ タカコ | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-BI5-9A04
履修条件・関連科目等
博士課程前期課程の2年間に開講される関連する4科目、「生命科学論文研修第一」、「生命科学論文研修第二」、「生命科学論文研修第三」、「生命科学論文研修第四」のすべてを一貫して履修することを前提とする。原則として、これらの4科目は同じ研究室で履修するものとする。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
細胞内のさまざまな運動は、その基盤となる細胞骨格、モータータンパク質、あるいはこれらを調節するタンパク質が高度な制御の下に時間的・空間的に配置されることによって成り立っている。鞭毛は500を越える構成タンパク質からなる規則的な構造をとるが、その構造や運動性の異常により、PCD(原発性線毛運動不全症)、内臓逆位や不妊を含むさまざまな先天的・複合的疾患が引き起こされる。本研究室では鞭毛の形成と運動の分子機構、細胞骨格やモータータンパク質のダイナミクスに関する研究を行っている。モデル生物のクラミドモナスと培養上皮細胞を材料に、細胞生物学的方法(突然変異体の解析、変異遺伝子の細胞内導入、遺伝子発現解析、ライブイメージングなど)、系統学的方法(アクチン等運動関連タンパク質の分子系統解析)、生化学的方法(運動関連タンパク質の発現・精製と細胞内・細胞外運動系の構築)による研究を展開する。
科目目的
最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させることにより、自立した研究者、あるいは、高度の専門職業人を養成することを目的とする。
到達目標
・以下の二つを目標とする。
(1) 特定の研究分野について、最新情報を熟知するとともに、その研究分野の将来について十分な見識を持つ。
(2) 研究を通じて新規な発見・発明を行い、その成果を論文としてまとめる。
授業計画と内容
※日程は各履修生と調整する。進捗状況により変更の可能性もある。
1. オリエンテーション:論文研修第四について,これまでの研究活動の振り返り
2. 研究指導①:研究課題の見直し,修士論文完成までのスケジューリング
3. 教員による論文紹介①:細胞運動関連分野の最新の研究論文(1本目)の紹介
4. 学生による論文紹介①:研究課題の関連論文(1本目)の紹介
5. 研究進捗状況の報告①:最新の研究成果の紹介,研究データについての討議
6. 研究指導②:研究成果の小括,研究方針の見直し
7. 教員による論文紹介②:細胞運動関連分野の最新の研究論文(2本目)の紹介
8. 学生による論文紹介②:研究課題の関連論文(2本目)の紹介
9. 研究進捗状況の報告②:全ての研究成果の紹介,研究データについての討議
10. 研究指導③:研究全体の総括,修士論文の作成方針の決定
11. 修士論文の作成,公聴会(最終審査会)での発表資料の準備
12. 修士論文の推敲,公聴会(最終審査会)での発表資料の推敲と発表練習
13. 修士論文の提出,公聴会(最終審査会)での研究成果の発表
14. 研究の総括:修士論文および研究成果発表の客観的な評価
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
論文紹介では、紹介する論文だけにとどまらず、関連する論文数報も併せて精査する。研究進捗状況の発表においても、十分に準備を行うこと。発表後に課題を課すことがある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 研究の進捗と研究分野の理解度を以って評価する。 指定された日に研究発表を行い、修士論文を提出する。修士論文について1名の主査と2名の副査による審査を受け、合格点を得ることで修士学位を授与する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
論文研修を実施するうえで問題が生じた場合は、研究室で定期的に実施されるセミナーや研究進捗報告会でのディスカッションを通して、あるいは教員との個別面談によって解決する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
塩基配列の解析、PCRプライマーやプラスミドの設計、各種データベースの検索、画像処理等において、様々なアプリケーションやWebアプリケーションを使用する。 また、研究室で定期的に実施されるセミナーや研究進捗報告会では、必要に応じて動画データ等を用いることがある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示する。
その他特記事項
留学など、一般的な履修形態と異なる場合、この科目の履修にあたっては、担当の教員と十分に相談すること。