シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学論文研修第四 | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 徳山 奈帆子 | トクヤマ ナホコ | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SG-BI5-9A04
履修条件・関連科目等
博士課程前期課程の2年間に開講される関連する4科目、「生命科学論文研修第一」、「生命科学論文研修第二」、「生命科学論文研修第三」、「生命科学論文研修第四」のすべてを一貫して履修することを前提とする。原則として、これらの4科目は同じ研究室で履修するものとする。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在地球上には、名前が分かっているだけで175万種、未知の種を含めれば3000万種もの生物が存在すると考えられている。動物行動生態学は、動物がそれぞれの生きる環境および他種・同種他個体との相互作用の中でどのように生き、次世代に命をつないでいくのかを知る学問である。それぞれの動物の生き方や環境への適応の理解は、保全の重要性の理解や適した保全戦略の設定にもつながり、生態系と生物多様性の危機に直面する現代には欠かせないことでもある。本研究室では、フィールドワークによる動物の観察やサンプル収集を通じて動物の行動・生態・社会の進化の解明を目指している。
科目目的
生命科学専攻前期過程において,動物行動生態学教室が行う研究に資する修士論文研究テーマに必要な技術,関連知識の習得と,必要な学習及び研究活動を行う.
到達目標
最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人となることを目的とする。
特定の研究分野について、研究の発展の経緯と最新情報を習得し、研究計画の作成において、適切な研究方法を提案できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
※日程は研究室学生と調整し、進捗状況により変更の可能性もある。
1. オリエンテーション:論文研修第四について,これまでの研究活動の振り返り
2. 研究指導①:研究課題の見直し,修士論文完成までのスケジューリング
3. 教員による論文紹介①:行動生態学分野の最新の研究論文(1本目)の紹介
4. 学生による論文紹介①:研究課題の関連論文(1本目)の紹介
5. 研究進捗状況の報告①:最新の研究成果の紹介,研究データについての討議
6. 研究指導②:研究成果の小括,研究方針の見直し
7. 教員による論文紹介②:行動生態学分野の最新の研究論文(2本目)の紹介
8. 学生による論文紹介②:研究課題の関連論文(2本目)の紹介
9. 研究進捗状況の報告②:全ての研究成果の紹介,研究データについての討議
10. 研究指導③:研究全体の総括,修士論文の作成方針の決定
11. 修士論文の作成,公聴会(最終審査会)での発表資料の準備
12. 修士論文の推敲,公聴会(最終審査会)での発表資料の推敲と発表練習
13. 修士論文の提出,公聴会(最終審査会)での研究成果の発表
14. 研究の総括:修士論文および研究成果発表の客観的な評価
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 与えられた研究テーマを適切に遂行するために必要な文献学習,論文紹介の技量、議論への参加,実験観察を行っているかを総合して評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考図書:デイビス・クレブス・ウェスト 行動生態学