シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| イギリスの文化(2) | 2026 | 後期 | 火4 | 文学部 | 福西 由実子 | フクニシ ユミコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX1-B202
履修条件・関連科目等
本授業は、「イギリスの文化(1)」と連続した内容であるが、必ずしも両方を履修することを求めるものではない。
両科目の関連性については、「授業の概要」を参照すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は、「イギリスの文化(1)」で提示した社会的・文化的枠組みを踏まえ、現代イギリス文化におけるアイデンティティの諸相を、主題別の視角から考察することを目的とする。前期科目が、イギリス文化を理解するための基礎として、歴史的・社会的背景や主要な概念を中心に全体像を整理したのに対し、本科目では、植物、食、芸術、音楽、動物といった具体的な文化要素に注目し、日常文化や象徴表象を通してイギリス社会の複数性・多様性を検討する。
文化は抽象的な理念として存在するのではなく、モノ、イメージ、音、慣習、語りといった具体的な形を通じて共有され、再解釈されてきたものである。本授業では、こうした文化的事象を分析対象とし、歴史的背景を踏まえながら、それぞれがどのように「イギリス的なるもの」を形作ってきたのかを読み解く。講義では、小説、絵画、建築、音楽、映像作品、社会的事象など多様な資料を用い、文化要素と帝国、階級、ジェンダー、宗教、移民、公共性といった問題との関係を整理する。入門科目として広範な主題を扱うが、単なる事例紹介にとどまらず、文化的アイデンティティの構造を体系的に理解することを目指す。
科目目的
・イギリス文化およびアイデンティティを、具体的な文化要素を通して多角的に考察する。
・植物、食、芸術、音楽、動物といった文化的事象と、その歴史的・社会的背景との関係を明らかにする。
・特定地域としてのイギリス文化を、主題別の視角から学問的に分析するための方法を示す。
到達目標
・イギリス文化に関する基礎的専門知識を踏まえ、具体的な文化事象を分析し、位置づけて説明できるようになる。
・文化表象や日常的実践を複数の視点から捉え、社会的文脈の中で考察できるようになる。
・授業で扱った事例をもとに、自身の考えを論理的に表現できるようになる。
授業計画と内容
第1週 導入——「イギリス」を主題から読む
前期内容の確認と、本科目の視角(主題別アプローチ)
第2週 植物(1)
庭園文化、風景表象、イングリッシュネス
第3週 植物(2)
帝国と植物、収集・分類、博物学と知の制度
第4週 植物(3)
都市空間、公園、環境意識と公共性
第5週 食べ物・飲み物(1)
伝統料理と飲食文化、国民的嗜好と儀礼
第6週 食べ物・飲み物(2)
移民文化と食、多文化社会における変容
第7週 食べ物・飲み物(3)
階級、地域、ジェンダーと食文化
第8週 美術(1)
美術とナショナル・イメージ、制度としての美術館
第9週 美術(2)
近現代美術と歴史記憶、批判的表象
第10週 音楽(1)
国歌、儀礼、共同体と音楽
第11週 音楽(2)
大衆音楽と若者文化、階級・世代・地域性
第12週 動物(1)
象徴としての動物、ペット文化と社会構造
第13週 動物(2)
文学・映像における動物表象と文化的想像力
第14週 学期の総括
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後に課されるレポート課題に取り組み、授業翌日の正午までに提出すること。
このほか、授業回によっては、指定された演劇や映画を授業前に鑑賞しておくよう指示することがある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 50 | 学期を通じて得たイギリス文化に関する知識の定着度を評価するとともに、授業で学んだ内容に基づいて自らの考察を論述する力を問う。すべて記述式とし、持ち込みは一切不可とする。 |
| レポート | 50 | 各回の授業内容を踏まえたレポート課題を課す。授業日翌日の正午までに、manaba「小テスト」から提出すること(300字以上)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
教科書は使用しない。授業日の前日に、講師が講義資料をPDF等のファイルでmanabaを通じて配信する。原則として紙の資料は配布しないため、必要に応じてプリントアウト、またはダウンロードすること。
【参考文献】
授業内容に応じて、適宜授業中に指示する。