シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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海外インターンシップ演習 | 2025 | 前期 | 土2 | 経済学部 | 千葉 千枝子 | チバ チエコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-TR2-92XS
履修条件・関連科目等
「インターンシップ募集要項」に従い、選考に合格した者。観光産業以外への就業を望む者も受講可能。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本講義では、観光の意義や目的、観光産業のしくみ、ASEAN各国における観光政策に理解を深め、観光学における基礎的知識を習得する。これらを身につけたうえで、フィリピン、タイ、マレーシアなどの地域研究を行い、実地の職業体験プログラムに参加(冬季/春季休業期間)して、ホテルビジネスや観光プロモーション等を、より実践的に学ぶ。
※産学協議会の分類上、「タイプ2」に相当します。
科目目的
観光立国をめざす我が国において国際性豊かな高度観光人材が求められている。企画立案や折衝・プレゼンテーション能力など、時代が求めるグローバル人材像と自身のキャリアを、国際観光というファクターを通じて自ら描けるよう導く。最終発表会でプレゼンテーション(英語)を行う。
到達目標
観光立国をめざす我が国において、国際性豊かな高度観光人材が求められている。企画立案や折衝力など時代が求めるグローバル人材像と自身のキャリアを、国際観光というファクターを通じて自ら描けるよう導く。他国における観光促進などの実際を学び、現地での成果発表を必須としている。本講義では、観光の意義や目的、観光産業のしくみ、政策等に理解を深め、基礎的知識を身につける。そのうえで、地域研究の一つ・タイでの観光政策における実地の職業体験プログラムに参加、実践的な観光プロモーションなどの実際を知ることで、企画立案や折衝・プレゼンテーション能力の向上を到達目標とする。
授業計画と内容
1.オリエンテーション 「旅を仕事に」国際観光コース概略
2.観光概論 観光産業とそれを取り巻く環境・観光の新潮流
3.観光産業論 観光産業のそれぞれ・国内外の企業、業界研究
4.観光政策論 観光政策の重要性
5.地域研究① 海外地理全般・アジアを取り巻く環境と観光
6.地域研究② 訪問地の地理と基本情報および課題
7.海外旅行実務 航空実務・ホテル実務ほか
8.海外旅行実務 渡航に関する基礎知識と関連法
9.プレゼンテーション基礎 プレゼンテーションの手法・基礎知識
10.ビジネスマナー ホスピタリティ産業に求められる人物像・実践研修
11.観光振興の実際 観光関連出版物・ガイドの役割と実際
12.フィールドワークにおける心構えと諸準備
13.職業体験の目的と課題 パワーポイント作成上の論点の整理と課題解決のための方策ならびに提言
14.職業体験の発表と方法 インターンシップ報告会とまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・事前学習・事後学習は指示に従って行い、特に、指定された参考図書は熟読すること。
・事前学習・事後学習は1週間当たり4時間以上を確保すること。
・時間外の学修においては、TOEICの受検を主に語学力の向上に努めること。
・一般旅行業取扱管理者/国内旅行業取扱管理者等の国家資格取得をめざすこと(任意)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり10時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | 4000字程度のレポートを課す。内容、字数および体裁などを10点満点で評価する。 |
平常点 | 10 | 毎回授業でレスポンスカードの提出を求める。 |
その他 | 80 | 中間(現地)プレゼンテーション(40点)ならびに最終プレゼンテーション(40点)で総合的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
現地職業体験プログラムに参加できない場合は、特段の理由を除いて評価の対象とならないので注意すること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
PBL型授業を中心とする。ディスカッション、グループワークには積極的に参加すること。授業におけるICTの活用方法については都度、指示する。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
教育ICTを活用、導入するため、各自、環境整備に努めること。主にグループワークやディスカッション等を行う。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
淑徳大学 学長特別補佐 経営学部 学部長 観光経営学科 教授
1988年、中央大学 経済学部 産業経済学科 卒業。富士銀行(現みずほ銀行)に雇用機会均等法1期生として入行。シテイバンク勤務を経て1990年、日本交通公社(現JTB)に入社。団体旅行の企画立案・営業・添乗業務等を行う。1996年、有限会社千葉千枝子事務所を設立。運輸・観光全般に関する執筆・講演、TV・ラジオ出演などジャーナリスト活動に従事する(現在に至る)。2016年から現職。
また、2006年、特定非営利活動法人交流・暮らしネットを創設、2014年から理事長(現在に至る)。東京都・岩手県・青梅市・片品村などの観光審議委員等を歴任(いずれも現職)。
中央大学では2014年度よりインターンシップ科目「国際観光コース」を開設、兼務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・本務校(淑徳大学)では、観光学を専門として地域と産業の両面から高度観光人材の育成を担っている。
・本務校入職前は観光ジャーナリストとして25年のキャリアを有する。これら実体験をもとに、「観光とメディア」、「パブリック・リレーションズ」などの授業を担当している。我が国のみならず各国政府の観光プロモーション等について、具体的事例を以て授業に取り入れている。
・本科目においては今期で12年目、12期生を迎える。1期生から現役生まで横断的な集いの場を設けており、交流を行っている。
・旅行会社に在職した経験や知識、ならびに総合旅行業取扱管理者、旅程管理主任者(有資格者)の資格取得における教務経験を活かし、旅行業を中心とした観光関連産業の概要や課題、観光関連法規などを、授業のなかで取り入れる。
・銀行に在職した経験や知識を活かして、地域経営における金融機関のあり方などを追究する。
テキスト・参考文献等
レジュメ・資料を毎回配布する
【参考文献】
千葉千枝子著:第一法規「レジャー・リゾートビジネスの基礎知識と将来展望」2022年3月発行
ISBN 978-4-474-07784-3 C0065
共著:山口一美編著 創成社「ハワイ読本 ー日本人がハワイを好きな理由ー」2023年10月発行
ISBN-13 :978-4794470881
共著:千葉千枝子編著 建帛社「観光経営学入門」2024年9月発行
ISBN 978-4-7679-4800-3
(その他)
単著:千葉千枝子著:学芸出版社「観光ビジネスの新潮流」2011年3月
その他特記事項
・夏季のインターンシップ実習(フィールドワーク)参加は必須で、参加しない場合は評価の対象としない。
・インターンシップ先は、タイ(バンコクおよび地方都市)を予定している。
・コミュニケーション能力に自信があるものを求めている。
・連絡先は、chiba@u.shukutoku.ac.jp (千葉千枝子)
参考URL
淑徳大学
https://www.shukutoku.ac.jp/academics/keiei/kanko/kyouin/chiba.html
千葉千枝子公式ブログ
http://chiekostyle.seesaa.net/