シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習A1 | 2024 | 春学期 | 火4 | 法学部 | 力丸 祥子 | リキマル サチコ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-005S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
法学基礎演習A1においては、これから法学を学んでいくにあたり必要な、資料の内容把握、要約、報告、ディベートの進行の技術を学ぶことをその目的とします。そして、それはただ理論として学ぶのではなく、具体的な内容を通して行うのがより良いと考えています。
したがって、この演習においては
ビル・ゲイツ著、山田文訳『地球の未来のため僕が決断したこと』早川書房、2021年
を用いて、その技術を少しずつ学んでいく方式を取りたいと思います。
また、この書籍は現在全世界的に大きな問題となっている気候危機をそのテーマとしています。
気候危機については、多くの人たちがその解決策を求めながら、国家レベルでは利害関係によってその解決が先送りされている部分も見受けられます。
しかし、気候危機は単に国家だけが解決をすれば良いという問題でもありません。私たち個人は何ができるのか、そして、皆さんの多くが卒業後おそらく関わることになる企業においても、具体的にどのようなことができるのか、すでに企業内では、以前よりも活発な議論がなされています。
気候危機の問題は、今後我々がこの地球上で生き延びていくためにも、各自が学んでおかなければならない問題です。
気候危機の問題を題材にして、それについて考えながら、同時に報告、ディベートの技術を学ぶ、そんな演習としたいと思っています。
科目目的
授業科目の概要のところで詳しく述べたように、気候危機の問題を題材にして、それについて考えながら、同時に報告、ディベートの技術を学んでいきます。
気候危機の問題は全世界的問題ですし、その解決に当たっては企業の果たす役割も大きくなっています。将来企業と関わっていくであろう受講生たちが、自分なりの意見を持ち、積極的な働きかけをすることができるようにしていくことが目的です。
到達目標
気候危機の問題について、基本的な知識を得た上で、自分なりの意見を構築することができるようになること、
それと同時に、資料の収集や読み込み、報告、ディベートなどの活動を通して、議論の技術を学び、それが実践できるようにすることが、この授業で求められる到達目標です。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、方針説明
第2回 図書館研修(予定、日程は変更の可能性あり)
第3回 第1章 なぜゼロなのか
第4回 第2章 道は険しい
第5回 第3章 気候について論じるときの五つの問い
第6回 第4章 電気を使う
第7回 第5章 ものをつくる
第8回 第6章 ものを育てる
第9回 第7章 移動する
第10回 第8章 冷やしたり暖めたりする
第11回 第9章 暖かくなった世界に適応する
第12回 第10章 なぜ政府の政策が重要なのか
第13回 第11章 ゼロ達成に向けた計画
第14回 第12章 一人ひとりにできること
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定したテキストを授業前に読んでくることは必須となります。
その上で、自分なりに考察を深めておいてください。
授業では、これをもとにグループ発表とディスカッションという形式で進んでいきます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への出席、参加の程度、予習の状況などを総合的に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
試験は実施しないため、授業内での個別のフィードバックをもって、これに当てることとします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは、
ビル・ゲイツ著、山田文訳『地球の未来のため僕が決断したこと』早川書房、2021年
です。
その他の参考資料は授業中に適宜紹介します。