シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特別演習D | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 竹内 大輔 | タケウチ ダイスケ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-OC5-SN15
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
持続可能な電力ネットワーク社会実現に向け、パワーエレクトロニクス機器の小型化、高効率化、高耐圧化等の進化に対応出来る、バンドギャップの大きいシリコンカーバイド(SiC)等の半導体材料を用いたパワーデバイスが盛んに研究されている。一方、ダイヤモンド半導体は、固体から電子が漏れ出るなど、他の半導体には無いユニークな物性を持ち、従来半導体のデバイス物理とは異なる動作原理を持った新しいパワーデバイスや量子情報技術を含む新規電子デバイスの開発が期待できる。本研究室では、合成、プロセス、評価を通じ、ダイヤモンド半導体のユニークな物性を活かす新しいデバイスの開発によるイノベーション創出を目指している。
科目目的
ダイヤモンド半導体を用いた研究開発に必要な知見を習得し、半導体の基礎実験に携わる能力を身に着けることを目的とする。
到達目標
・院生が最新の研究動向を的確に捉え、その本質を見極め、自ら適切な研究課題の設定および研究を遂行できる能力を身に着けることを目的とする。
・担当教員と密接な連絡を取り以下を到達目標とする。
(1) 特定の研究分野について、最新情報を熟知するとともに、その研究分野の将来について十分な見識を持つ。
(2)研究を通じて新規な発見・発明を行い、その成果を論文としてまとめる。
授業計画と内容
以下の内容について、計14回の講義を行う。週1回の打ち合わせを基本とし、担当教員が適宜効果的な指導を行う。
1. 院生による研究紹介:注目に値する論文を調査し、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
2. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。
3. 参加者による討論:研究内容に関して意見交換を行う。
また授業以外でも、論文講読、研究のまとめをおこなうとともに、解釈や進め方について教員や共同研究者、同僚との議論を積極的に行い、得られた成果を論文としてまとめる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
論文、資料の調査、読解等。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
その他 | 100 | 研究紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
つくば市の国立研究開発法人 産業技術総合研究所にて実験活動を実施する。研究に関するあらゆる作業は、大学、産総研、自宅、移動時間、等を利用して各自のペースで進める。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
プロの研究者集団の中で、研究活動に必要なあらゆる実施内容に関わることが出来る。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
多数の実験装置を実際に操作します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1997年4月~現在 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(旧 通商産業省 工業技術院)勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
国策に基づく国家プロジェクト研究開発の策定と実施の経験を有する担当教員が、実務景観を踏まえて多角的な視点から、半導体物性工学について講義します。
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。