シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ヒューマニティーズ・ランゲージサイエンス特別演習Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 寺本 剛 | テラモト ツヨシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-HO6-LN01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習では高レベル放射性廃棄物の処分問題を応用倫理学の観点から考察する。この問題においては、世代間倫理、世代内倫理、エネルギー正義、気候正義、環境正義といった複数の倫理的観点が絡み合っている。本演習では、以上の倫理学的視点から分析することで、この問題を多面的に理解するよう試みる。
科目目的
この科目は、「理工学研究科を修了するために身に付けるべき資質・能力」のうち、以下の資質・能力を養うことを目的とする。
・コミュニケーション力:相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ることができる。
・知識獲得力:深く広く情報収集に努め、取捨選択した上で、知識やノウハウを習得し、関連付けて活用することができる。
・創造力:知的好奇心を発揮して様々な専門内外のことに関心をもち、それらから着想を得て科学技術の発達に貢献するような独自のアイディアを発想することができる。その際、関連法令を遵守し、倫理観を持って技術者が社会に対して負っている責任を果たすことができる。
・多様性創発力:多様性(文化・習慣・価値観等)を理解し、受け入れるとともに、自らの慣れ親しんだ文化・習慣・価値観等を伝えることができる。複数人の協働により、その規模にふさわしい成果を得ることができる。
到達目標
・人間や技術の本質について哲学的に考察する能力を身につける。
・社会問題を多面的に分析し、それが複数の要因の絡み合いによって生じていることを理解する。
・多様な利害関係者に倫理的に配慮して社会問題を考察する力を養う。
・社会問題について他者と議論し、見解を共有するために必要なボキャブラリーを習得し、適切に使用できるようになる。
授業計画と内容
第1回 放射性廃棄物の処分問題の概要
第2回 エネルギー正義
第3回 気候正義
第4回 環境正義
第5回 エコモダニズム
第6回 放射性廃棄物と世代間の公平性
第7回 放射性廃棄物と世代間倫理
第8回 放射性廃棄物と世代内の公平性
第9回 放射性廃棄物がもたらす世代間倫理と世代内倫理の複合的問題
第10回 世代間の熟議
第11回 暫定保管
第12回 再処理政策の是非
第13回 再処理政策とデュアルユース
第14回 放射性廃棄物の処分問題の総括
*講義の進捗状況に応じて各回のテーマは変更されることがある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | プレゼンテーションの質:30% ディスカッションへの参加姿勢:30% レポートの完成度:40% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
必要な資料については演習の際に適宜情報提供する。