シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 美術史概論B | 2026 | 後期 | 金2 | 文学部 | 川上 恵理 | カワカミ エリ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HR2-D152
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、世界の主要な美術館を手がかりとして、コレクション形成と美術館成立の歴史を、現代に至るまでたどります。
具体的には、教会や宮廷、個人の収集に始まるコレクションの歴史から、近代ヨーロッパにおける美術館の誕生、アメリカや日本での展開、現代における展示の変化やデジタル化、美術館成立過程で生じたさまざまな課題への対応までを概観していきます。
体系的な学問としての美術史は、18世紀後半に成立しましたが、ちょうど同じ頃に、「もの」としての作品を収集し、保存し、公開する近代的な美術館制度が生まれたことは、偶然ではありません。作品がなければ美術史は成り立ちませんが、美術史的な視点や方法論なくしては作品を理解することはできず、美術館もまた、その役割を果たすことができません。
そのため、授業では、作品を媒介として相互に支え合ってきた美術史と美術館の関係に注目し、美術史がどのような制度的・空間的な「場」において語られてきたのかを考えていきます。
なお、この講義はオンデマンド授業で行います。毎週manabaに配信される講義動画を都合のよい時間に視聴し、ミニレポートを期限内に提出することが求められます。
科目目的
美術史美術館コースの学生にとっては、3年次以降の学修の基礎固めとなります。
学芸員課程の受講生にとっては、美術館学芸員としての基礎知識を学びます。
到達目標
本授業では、美術館の成り立ちやコレクション形成の歴史を学ぶことで、作品の所在や意味づけが歴史的に変化してきたことを理解するとともに、美術史が美術館や展示という制度と密接に関わりながら形成されてきたことについても理解を深めることを目指します。こうした視点を身につけることで、今後の専門的な学修の基礎をつくります。
授業計画と内容
第1回 美術史と美術館:なぜ作品は美術館にあるのか
第2回 美術館誕生以前のコレクション
第3回 ヨーロッパにおける美術館の誕生1
第4回 ヨーロッパにおける美術館の誕生2
第5回 ヨーロッパにおける美術館の誕生3
第6回 アメリカにおける美術館の誕生
第7回 展示の形式と歴史
第8回 展覧会制度の成立
第9回 日本の博物館・美術館の成立
第10回 現代美術館と展示の変化
第11回 デジタル化と美術館
第12回 問い直される美術館:歴史や返還問題と向き合う
第13回 美術館建築
第14回 全体のまとめ(または予備日)
注)取り上げる順序や内容は、変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
美術館を実際に訪れたり、メディアに現れる美術館や展覧会をめぐる情報に触れたりしながら、作品の展示のされ方やコレクションの背景などにも目を向けてみましょう。具体的なことは各回の授業の際に説明します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 60 | 授業内容の理解度を測ります。 |
| 平常点 | 40 | 授業の参加・貢献度、各回のミニレポート |
成績評価の方法・基準(備考)
「レポート」60%(各回の授業内容を理解しているかどうかを判断します。)
「レポート」は期末レポートではなく、各回の授業後にコメント形式で集めるミニレポートです。これらを出席(平常点)確認の根拠としても利用します。
その他平常点には、日頃の取り組み姿勢も含めて評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
各回の授業後のミニレポートの導入とそれに対する教員の講評・解説。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通して双方向的な個人指導が可能な体制を作ります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献は授業内で紹介します。
その他特記事項
この科目は、基本的に美術史美術館コースの学生、および学芸員課程受講生に向けた専門的な内容です。一般的な教養を学ぶことを目指してはいませんので、注意してください。
参考URL
美術史美術館コース
https://arthistory.r.chuo-u.ac.jp/
国立美術館キャンパスメンバーズ
http://www.campusmembers.jp/
美術館見学にあたっては、中央大学が加入しているキャンパスメンバーズ制度を利用します。
学生証を提示することで、通常の学生料金にさらに割引が適用されます。