シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
物理学特殊論文研修Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 中村 真 | ナカムラ シン | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP6-2A02
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程1年次
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
素粒子の理論、特に超弦理論および一般相対性理論を中心とした研究を行いつつ、その計算技法を物性物理学などに応用する研究を行ってゆく。例えば以下の研究内容が想定される。
研究内容:
(1)ゲージ・重力対応を用いた非平衡統計系の基本法則の探求
(2)ゲージ・重力対応を用いた非平衡系の新奇現象の探索
(3)ゲージ・重力対応を用いた強相関多体系の物理の研究
(4)ゲージ・重力対応を用いたクォークハドロン物理学の研究
なお、研究内容は学生の興味に応じて臨機応変に対応する。
科目目的
自立した研究者となるために、物理学の非常に高度な専門的見地と研究技量を学ぶことを目的とします。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・文献調査によって、それらに関連した研究内容を正しく理解し、多角的な分析能力をつけることを目標とする。
授業計画と内容
以下の三つの内容について、それぞれ5回程度にわたって授業を行う。(全14回)
1. 教員による論文紹介:論文を、読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
3. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。
9月末日までに「研究計画書」を提出する。
以下、授業計画の例を記載する。
日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導とする。進捗により変更の可能性もある。
第1回 イントロダクション、特殊論文研修Ⅰについて
第2回 文献調査の方法
第3回 教員による論文紹介①
第4回 教員による論文紹介②
第5回 学生による論文紹介①
第6回 学生による論文紹介②
第7回 研究指導①
第8回 研究指導②
第9回 研究指導③
第10回 研究進捗発表①
第11回 研究進捗発表②
第12回 研究進捗に対する質疑応答①
第13回 研究進捗に対する質疑応答②
第14回 特殊論文研修Ⅰの総括と特殊論文研修Ⅱに向けた課題設定
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
現時点での不明な点、理解が完全でない点を明確にし、関連文献、関連論文をあたって自らその理解に努めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 研究および学習への参加・貢献度・受講態度の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。