シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物理学特殊論文研修Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 橘高 俊一郎 | キッタカ シュンイチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP6-2A03
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程1年次
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
絶対零度近傍において外部パラメータを変化させると異なる2つの基底状態間で量子相転移を起こすことがある。この量子臨界点近傍では不確定性原理に基づく量子ゆらぎが発達し、様々な物理量が通常の金属とは異なる挙動を示す。その代表例の一つがエキゾチック超伝導であり、量子臨界点近傍における新奇な量子相の発見と解明は物性物理学の重要課題の一つとなっている。他にも極低温領域では、多彩な磁気特性や多極子秩序など興味深い現象が数多く発現する。本研究室では、こうした低い特性温度を持つ様々な物質系を対象に、圧力・磁場・磁場方位を制御しながら比熱や磁歪などの物理量を極低温で測定し、新奇量子現象の機構に迫ることを目指す。新たな実験装置の開発にも取り組み、独自の切り口で新奇量子現象の実験的研究を推進する。
科目目的
凝縮系物性に対する専門知識と問題解決力をさらに深め、大学、公的機関や民間企業等において研究者・開発者として活躍する能力を身につけることを目的とする。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・研究内容について広く文献調査を行った結果をもとに、その研究内容の問題点を発見し、それに対する解決策を見つけることを目標とする。できればいろいろな観点から考えて、二つ以上の解決策を見つけることとする。
授業計画と内容
1 イントロダクション、特殊論文研修Ⅱについて
2 プレゼンテーション技法
3 教員による論文紹介①
4 教員による論文紹介②
5 学生による論文紹介①
6 学生による論文紹介②
7 研究指導①
8 研究指導②
9 ゼミによる発表・討論
10 研究進捗発表①
11 研究進捗発表②
12 研究進捗に対する質疑応答①
13 研究進捗に対する質疑応答②
14 特殊論文研修Ⅰ、Ⅱの総括と特殊論文研修Ⅲに向けた課題設定
※日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする。進捗により変更の可能性もある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分の研究テーマに関連する文献を調査し、理解を深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。