シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物理学特殊論文研修Ⅳ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 土屋 俊二 | ツチヤ シュンジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-MP6-2A05
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近年、冷却原子気体や量子ドットといった人工的な系において、量子力学的な効果を制御することにより系統的に研究を行う試みがなされている。このような「人工量子系」の研究は、物性物理、素粒子物理、量子情報などの分野の融合した新たな研究分野を形成しつつあり、実験技術の進歩により今後更に盛んになると期待されている。当研究室では人工量子系における実験を念頭に、超伝導、超流動、ボース-アインシュタイン凝縮、近藤効果などの基礎物性から、量子コンピュータ、量子テレポーテーションなどの量子情報に関するトピックまで幅広く理論的研究を行う。
科目目的
量子凝縮系理論における基礎的な知識を身につけ、人工量子系における最先端の研究トピックについての文献や専門書を読んで理解することができる。教員と相談しながら主体的に研究を進め、オリジナルの研究成果を得ることを目指す。学会発表や論文執筆などの研究活動を行う。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・解決策に基づく実行結果を正しく評価し、本当に問題点の解決になっているか、また従来の方法や成果に比べて新しい知見を加えることができたのかどうかを判断することができることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション、特殊論文研修Ⅳについて
第2回 教員による論文紹介①
第3回 教員による論文紹介②
第4回 学生による論文紹介①
第5回 学生による論文紹介②
第6回 研究指導①
第7回 研究指導②
第8回 ゼミによる発表・討論①
第9回 ゼミによる発表・討論②
第10回 研究進捗発表①
第11回 研究進捗発表②
第12回 研究進捗に対する質疑応答①
第13回 研究進捗に対する質疑応答②
第14回 特殊論文研修Ⅲ、Ⅳの総括と特殊論文研修Ⅴに向けた課題設定
※日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする。進捗により変更の可能性もある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
輪講で用いる専門書や指定された論文を予習すること。輪講で自分が発表を担当する際には、他の受講生や担当教官の質問に答えられるように十分に理解してから発表に臨むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 量子凝縮系理論における基礎的な知識を身につけ、人工量子系における最先端の研究トピックについての文献や専門書を読んで理解することができるか。主体的に研究に取り組んだか。 |
平常点 | 50 | 量子凝縮系理論における基礎的な知識を身につけ、人工量子系における最先端の研究トピックについての文献や専門書を読んで理解することができるか。主体的に研究に取り組んだか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。