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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:基礎演習1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
基礎演習1 2026 春学期 金2 法学部 川久保 文紀 カワクボ フミノリ 2年次のみ 2

科目ナンバー

JU-BS2-001S

履修条件・関連科目等

政治学関連科目(政治学、国際学、平和学、国際政治学、地域研究など)を積極的に履修してください。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 境界研究(ボーダースタディーズ)は、人文・社会科学系分野における新しい研究領域です。国境を含む境界(ボーダー)の在り方を、多面的に理解する方法論をもっています。国境といえば、すぐに領土問題やそれにかかる紛争などを想起してしまいますが、境界研究のアプローチを用いれば、それがいかに国際関係や国家が恣意的に再生産してきたものであるのかについて考えられるようになります。国境を含む境界は、静態的で固定的にとらえられがちですが、実はつねに引き直され、社会的に構築されるプロセスということもできます。国境というハードな境界ばかりではなく、人間やアイデンティティにかかるソフトな境界までも視野に入れた境界研究の広がりに触れることによって、国際社会で正規する出来事を立体的に理解するこか可能になるでしょう。
 冷戦の二極対立構造を象徴したベルリンの壁の崩壊から40年近くたちましたが、2001年の同時多発テロ以降、世界中で国境の壁(フェンス)は増加を辿る一方です。米国のトランプ政権は、メキシコとの国境に長大な壁を建設し、移民・難民に対して排他的な国境政策を取り続けていますが、関税の引き上げを含め国境を閉鎖しようとする振る舞いは、現代の国際秩序にどのような影響を及ぼすのでしょうか。このゼミでは、米国ばかりではなく、世界にみられる国境の壁をめぐる動向とその政策的な含意について考察していきます。

科目目的

2年次の基礎演習は、1年次の導入科目と3年次への専門科目を架橋する重要な位置づけをもっています。大学生としての基本的な素養である「読む・書く・議論する・発表する」というアカデミック・リテラシーを体得して欲しいと思います。

到達目標

・地球社会で生起する諸問題をを主体的に学ぶ姿勢を身につける。
・他者との共生や異文化理解に役立つ能力を習得する。
・異なる空間や時間で生起する諸問題が、根底の部分ではリンクしていることを認識できる能力を身につける。

授業計画と内容

1.イントロダクションー自己紹介と本演習の目的・内容
2.ボーダースタディーズとは何か①:歴史
3.ボーダースタディーズとは何か②:理論
4.ボーダースタディーズとは何か③:規範
5.地政学と政治地理学
6.主権、国境、領土
7.領土の罠と政治地図
8.社会的構築物としての国境
9.都市空間とボーダー
10.アートや建築物としての国境の壁
11.排外主義の時代:ナショナリズムとポピュリズム
12.日本の境界地域を考える①:境界地域研究ネットワークJAPAN
13.日本の境界地域を考える②:ボーダーツーリズム
14.総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・新聞・ニュース等の国際関係に関する動向について、積極的な関心をもっておくこと。
・演習前にテキストの該当箇所について、報告者以外もノートやレジュメ等を作成し、十分に予習をしておくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 提出物を含めた平常点で評価する。出席が8割に満たない場合は単位を付与しない。

成績評価の方法・基準(備考)

無断欠席は一切認めない。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

指示するまで購入しないでください。

【テキスト】
・川久保文紀『国境産業複合体ーアメリカと「国境の壁」をめぐるボーダースタディーズ』青土社、2023年。
・『現代思想(特集 排外主義の時代)』青土社、2025年11月号。
・デルフィヌ・パパン /ブルーノ・テルトレ 『国境アトラスー世界の壁・移民・紛争の全記録』日経ナショナルジオグラフィック、2025年。


【参考文献】
・現代地政学事典編集集員会編(高木彰彦、山崎孝史、岩下明裕、古川浩司、香川雄一、川久保文紀、北川眞也)『現代地政学事典』丸善出版、2020年。
・岩下明裕『入門 国境学―領土、主権、イデオロギー』中公新書、2016年。
・NPO法人国境地域研究センター「ブックレットシリーズ」

その他特記事項

■授業の工夫■
・ゼミの冒頭において、「今週の国際関係の動き」と題して、割り当てを決めて、国際関係の時事問題に関する簡単な報告を行ってもらいます。

参考URL

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