シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 B | 2024 | 春学期 | 月1 | 法学部 | 岡田 大士 | オカダ ダイシ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
総合教育科目「情報処理1」「情報処理2」の履修を薦めます。「情報処理1」「情報処理2」はWeb抽選科目なので、法学部掲示板Temicoで「Web抽選科目」の履修登録方法を確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
岡田の導入演習では、新しい技術・制度によって我々の生活(学び・課外活動)・趣味にどのような変化・影響を与えていくのか、資料を使いながら説明してみたいという学生に集まってもらいたいと考えています。たとえば、こんなことに興味がある学生が来てくれると嬉しいです。
・模擬試験は「あなたの苦手分野」を教えてくれるのに、
図書館はなぜ「あなたへのおすすめ」を表示してくれるようにならないのか。
・緊急事態宣言が終わったあと、テレワークを進める会社と戻す会社が現れたのはなぜか。
・義手や義足の開発が進むと、パラリンピックとオリンピックの差はなくなるのか。
・自動車の「自動運転」が実現したら、運転免許証は不要になるのか。
・AIが進むと、文系の仕事はなくなるのか。
・スーパーコンピュータが東大の入試を解けるようになったら、東大生は要らなくなるのか。
こうした疑問に応えられるようなレポート・プレゼンテーションができるよう、演習を行います。「情報処理」の担当教員として、レポートや論文作成に役立つワープロ・プレゼンテーションソフトの使い方、資料の探し方に力を入れていきたいと考えています。
科目目的
(1)法学をまなび・卒業する学生には、「社会の”しくみ”」をつくり、運用する力が求められます。この演習での発表練習やゼミ生との意見交換を通じて、まずは社会の問題とそれに対応する”しくみ”に関心を持てるようになりましょう。
(2)皆さんが相手に何かを伝えるには、ちゃんとした根拠を持った説明ができる必要があります。この演習での調査を通じて、必要な資料を読み取り問題点を見つけ・それを伝えられる力を身につけましょう。
(3)皆さんの大学生活を豊かにするために、ゼミ生同士の交流、学生と教員の意見交換が積極的にできるようにしましょう。
到達目標
法律学科を卒業するまでに身に着けてほしい力として、3つの力がディプロマ・ポリシーに定められています。
「基礎的な法的知見」現実に起こる具体的な紛争・問題における利益対立の状況を分析することができる。
「問題解決能力」具体的な紛争・問題に対して新しい立法の提案、契約書など合意文書の作成、組織内の規則の作成などに結びつけることができる。
「批判的・創造的態度」既存の学問的成果を習得しつつも、真摯な批判的態度をもって学び、新たな創造に向かうことができる。
この導入演習での活動を通じ、資料を正しく扱い、新しい学びに必要な問い(何が問題になっているか)を立て、結論(現時点で最善と思われる提案)を提示できる能力を身に着けることを目標とします。
同時に、小集団ゼミとして、学習に対する真摯な態度を身に着け、ゼミ生同士の人間関係を豊かにしてほしいと考えています。
授業計画と内容
14回の授業は、以下のように進めたいと考えています。
(1)ゼミの進め方の説明・中央大学での情報機器の使い方(自分のPCを持参すること)
(2)Microsoft PowerPointを使ったプレゼンテーションの練習
(3)意見を集めるための資料の探し方
(4)資料から意見を取り出そう
(5)Microsoft Wordを使ったレジュメの作成法
(6)自分が見つけた資料から意見を紹介しよう(Aグループ)
(7)自分が見つけた資料から意見を紹介しよう(Bグループ)
(8)自分が気になること(問題関心)を紹介しよう(Aグループ)
(9)自分が気になること(問題関心)を紹介しよう(Bグループ)
(10)自分の問題関心を世の中の人はどう考えているか(Aグループ)
(11)自分の問題関心を世の中の人はどう考えているか(Bグループ)
(12)世の中の意見に自分はどうこたえるか(Aグループ)
(13)世の中の意見に自分はどうこたえるか(Bグループ)
(14)まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の前後に課題を課すことがあります。
資料の入手のためには法学部図書館を活用することを勧めます。
PCの操作が分からず、岡田に連絡が取れないときは情報処理教室のインストラクターさんに相談しましょう。
また、わかりやすいレポートの作成のために、ライティング・ラボの積極的な利用を求めます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 評価基準:自分自身の発表に関して自己評価ができているか、および秋学期の授業に向けた課題設定ができているか。 |
平常点 | 70 | 評価基準:授業中に行われた他のゼミ生の発表内容が理解できているか。他のゼミ生の発表を聞き、きちんとコメントできているか。 発表順を守り、教員の指示を理解して発表ができるか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
欠席・遅刻回数が多い履修者はレポート・平常点の点数が高くても成績表での評価を下げます。都心のキャンパスでラッシュが大変だとは思いますが、時間に余裕をもって通学するようにしましょう。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
manabaを使うなどして提出課題についての添削を指示します。口頭での添削の場合、昼休み等の時間を使うこともあります。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
茗荷谷3階の情報処理教室を使うことがある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<参考書>山口裕之 『コピペと言われないレポートの書き方教室』 新曜社¥1,200
レポート執筆時の引用の扱い方が勉強になります。
その他特記事項
岡田は奇数クラス・偶数クラスの両方を担任しているので、それぞれのクラスで交流ができるような機会を持ちたいと考えています。授業時間外の場合(食事会やゼミ合宿など)も考えたいので、積極的に参加してください。