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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:記録史料学B

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
記録史料学B 2026 後期 月4 文学部 下重 直樹 シモジュウ ナオキ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

LE-PL3-F416

履修条件・関連科目等

日本近代のくずし字について一定の読解能力を必要とします。
また、必須ではないが、前期に「記録史料学A」を履修しておくことが望ましい。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

本講義では、「記録史料学A」で学んだ内容をふまえて、公文書館等に収蔵されるアーカイブズ資料(記録史料)の認識と資源研究に焦点を当てます。現代にいたるまで記録がどのように保存・利用されてきたのか、経時的な理解を得るとともに実際にアーカイブズ資料の調査と分析をおこなうことで、資料を認識し、情報資源として活用、持続的管理につなげるための理解を深めます。なお、担当教員の専門の関係上、近現代の記録に関する講義が中心となります。

科目目的

歴史補助科学を知的基盤の一つとして発展してきた記録史料学は、現在ではアーカイブズ学(Archival Science)とも呼ばれています。アーカイブズという言葉は、学問的には将来にわたって保存すべき記録のことを指し、かつそうした記録を適切に管理・公開する公文書館に代表される施設を指す言葉として定義されています。したがって、記録史料学とは過去から現代にいたる記録について、あるいはアーカイブズ機関やその機能について研究する学問です。とはいえ、記録の何について研究するのかこの定義だけでは分からないし、公文書館といわれても日本においてはいまだ認知度が高くないこの施設についてどのような研究が成り立つのかと、疑問に思う人もいるかもしれません。
この講義では、こうした疑問に答えることを出発点として、記録史料学の基礎を学ぶことで、その専門的学識を身に付けることを目的とします。事前の知識はさほど必要としませんが、広範なテーマを取り扱います。したがって、講義では必要に応じて映像や演習等をまじえつつ、記録史料学の現状や課題について履修者とともに考えていきます。
また、日本史学はもとより歴史学を専攻する学生にとって、卒業論文の執筆に向けた自身の研究のなかでは、記録(史料)に基づく事実の解明や分析・解釈が求められます。その際、記録に書かれた内容(コンテンツ)に注目することはもちろんのことですが、それだけではなく、記録が作成・管理されてきた背景や文脈(コンテクスト)を探ることも大切なことです。あるいは、記録の調査研究のためにアーカイブズ機関を訪問することもあるでしょう。このような点で、歴史学と記録史料学は密接な関係を有するものですから、この講義を通して、履修者それぞれの研究に資する情報や素材を提供していきたいと思っています。

到達目標

本講義で学んだ記録史料やアーカイブズ機関に関する知識を、卒業論文をはじめとする自身の歴史研究につなげて考察することができるようになることを目標とします。

授業計画と内容

第1回 ガイダンス:授業の進め方について
第2回 公文書の成り立ちとその構造を理解する
第3回 記録・アーカイブズ研究の方法①
第4回 記録・アーカイブズ研究の方法②
第5回 近代日本の公文書管理:歴史的概観
第6回 現代日本の公文書管理:同時代的考察
第7回 記録・アーカイブズの調査と講読①
第8回 記録・アーカイブズの調査と講読②
第9回 記録・アーカイブズの調査と講読③
第10回 記録・アーカイブズの調査と講読④
第11回 記録・アーカイブズの調査と講読⑤
第12回 研究発表と討議①
第13回 研究発表と討議②
第14回 総括・まとめ・到達度の確認

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

アーカイブズ資料の調査と分析、各回の講義で学んだ内容について、参考文献にあたるなどして復習することは必要です。その作業を通して、記録史料学やアーカイブズへの理解をさらに深めてください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 講義の内容を十分に理解し、それをふまえた論述ができているかどうかを基準とします。
平常点 50 リアクションペーパーの記載内容を基準とします。講義の内容を受けて自分の意見や考えがきちんと明示されているかを特に重視します。

成績評価の方法・基準(備考)

評価の前提条件:出席(リアクションペーパーの提出)が全開講回数の半数に満たない者は不可とします。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

国立公文書館や内閣府(公文書管理法令所管部門)に勤務(2009年4月~2017年3月)、制度の構築や運用、アーカイブズ資料の保存とアクセスの実務に携わった経験を有しています。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

アーカイブズ学の理論や方法が、公文書館の現場においてどのように受容され、また実践されているかを、これまでの経験をふまえつつ講述したいと思います。

テキスト・参考文献等

テキストは使用せず、毎回資料を配布してそれをもとに講義を進めます。参考文献はそのつど紹介します。

その他特記事項

参考URL

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