シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 木4 | 法学部 | 松原 光宏 | マツバラ ミツヒロ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
憲法一部及び二部の履修は当然として、並行でもよいので、特に行政法、更に法哲学、
法思想史等の学習をして下さい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
専攻分野を深めるべく、重要判例、評釈、最新の学術論文を読む。講義の復習ではなく、専
攻分野についての基礎訓練が行われる。進路は問わないが、将来的な積み上げが可能となるよう、学問に取り組む。
科目目的
公法の演習を通じ、アンダーグラジュエートにおける法学教育の総仕上げを行う。
到達目標
最高裁の判例理論および憲法ドグマーティクについての基本的知識を獲得、更には国際比較のもと、それらを批判的に理解することを目指す。
授業計画と内容
下記の演習本から出発しつつ、関連する重要判例・論文を読む(受講生いかんではテキスト
交換の可能性はある)。希望があれば、英語またはドイツ語の初歩的文献を読むことも可能
である。なお、少人数の場合には、チュートリアル方式による。現在のスケジュールは下記の通り。
(春)
1 公共の福祉
2 自由と法律
3 憲法上の保護の範囲と程度
4 憲法上の権利の制約
5 目的・手段審査
6 二重の基準または審査密度
7 憲法上の権利の享有主体性
8 特別の公法上の関係
9 私人間効力
10 法の下の平等
11 政教分離
12 表現の内容規制・中立規制
13 文面上判断と合憲限定解釈
14 財産権の憲法的保障
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
履修条件に記した科目の知識に不安を覚える者は、演習開始までに自ら補填しておく
ことが必要である。専門演習は補習ではなく、学問の応用的展開をおこなう場であり、
留意して欲しい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 出席及び平時の活動内容を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
現在のところ、宍戸常寿・憲法解釈論の応用と展開第二版(日本評論社・2014)を予
定する(出版市場に鑑み、テキスト変更の可能性があり、購入には注意されたい)。いずれにしても、演習書に基づき、最近の最高裁判例理論および憲法ドグマーティクについて、批判的に勉強したい。