シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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歴史C | 2024 | 春学期 | 他 | 法学部 | 小山 吉亮 | オヤマ ヨシアキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HT3-005L
履修条件・関連科目等
世界史(とくに19・20世紀の西洋史)の知識があると理解の助けになると思われるが、歴史B1・2、政治史B1・2を事前に履修している必要はない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
デモクラシー、自由主義、議会、政党、革命、独裁、福祉国家…。ヨーロッパは近代の法・政治が生まれた場所であり、この地で生まれた制度・思想・概念は現代の法・政治でも大きな意味を持っている。そこでこの講義では19・20世紀のヨーロッパの政治について、歴史的見地から考察する。その際、イギリス・フランス・ドイツのような「主要国」だけではなく中小国や周辺地域の歴史的展開も視野に入れ、これらの地域で手掛けられたさまざまな試みについても検討する。
なお、この講義はオンデマンド型(動画配信型)授業の形式で実施される。動画は金曜19時頃までにmanabaを通じて配信する。この動画を視聴した上で、翌週月曜の夜までに感想・質問をmanaba経由で提出してもらう。
科目目的
本科目はカリキュラム上、総合教育科目として位置づけられている。歴史・制度・文化等の学習を通じて、対話の促進、批判的考察、新たな価値の創造等に必要な豊かな知識と分析能力を学生が身につけることが本科目の目的である。
到達目標
本科目の到達目標は、学生がヨーロッパで生まれた近代社会の特徴を理解するとともに、この地域で生まれた社会科学の概念・理論について知見を広げ、近現代の政治・社会の特徴について自ら考えられるようになることである。
授業計画と内容
第1回 キリスト教世界の歴史的展開
第2回 国家建設と国民形成
第3回 コメント返し(1・2回目)
第4回 自由主義と革命
第5回 デモクラシーと革命
第6回 コメント返し(4・5回目)
第7回 自由主義・社会主義・キリスト教
第8回 大衆政治と組織化
第9回 革命と対抗革命
第10回 コメント返し(7~9回目)
第11回 戦間期のデモクラシーと独裁
第12回 第2次大戦後のデモクラシーと独裁
第13回 デモクラシーの変容と民主化の「第3の波」
第14回 コメント返し(11~13回目)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
【予習】ヨーロッパの政治や歴史に関する予備知識は必要ないが、プリントを配付するので事前に目を通し、分からない語句について調べておくことが不可欠である。【復習】期末レポートの作成に向けて、講義中に理解できなかった点を参考文献などで調べてみることが望ましい。予習・復習(リアクションペーパー代替コメントやレポートの作成を含む)の時間は週4時間程度を想定している。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 55 | 期末レポート(1回)55%。事実関係を十分に調べた上で、十分な根拠に基づいて適切な主張を展開しているレポートを高く評価する。 |
平常点 | 45 | リアクションペーパー代替コメント(感想や質問などを書いて提出してもらう)45%。授業への参加・貢献度に基づいて評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
正当な理由なしにリアクションペーパー代替コメントを5回以上提出しない場合は評価の対象としないので注意すること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
リアクションペーパー代替コメントに記された感想・質問のうち、重要なものを取り上げて次の回の冒頭で解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
特定の教科書は使用しない。プリントはmanabaを通じて配付する。
<参考文献>
小山哲他編『大学で学ぶ西洋史[近現代]』[ミネルヴァ書房]2011年
中山洋平・水島治郎『ヨーロッパ政治史』[放送大学教育振興会]2020年
篠原一『ヨーロッパの政治』[東京大学出版会]1986年
小川有美編『EU諸国』[自由国民社]1999年
その他特記事項
■授業の工夫■ リアクションペーパー代替コメントに感想・質問などを記入してもらう。重要な論点は次の回の冒頭で取り上げる。