シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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歴史E/日本史(法教職) | 2024 | 秋学期 | 月3 | 法学部 | 山口 亮介 | ヤマグチ リョウスケ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HT1-007L
履修条件・関連科目等
2022年度以前に入学した国際企業関係法学科の学生で教職科目として履修する場合は、必ず
【日本史(法教職)】として履修登録すること。
※歴史Eで履修した場合の振替措置などはございません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
皆さんは、これまでに初等教育・中等教育などで学習した歴史の事柄やその内容に関し、教員から、あるいは親・祖父母世代の方から「我々の時代はこのように習った/今のようには教えられなかった」などという話を伺ったことがあるかもしれません。本講義では、古代から近代にかけての日本史上のトピックを素材としながら、実際に昔と今でどのように違った教えられ方をしているのか、またそうした違いがなぜ生じたのかについて、その背景にある研究の進展や考え方の転換に触れていくことを通じて、歴史的な物事の「語られ方」や「評価のあり方」それ自体が変化していくものであるということを学習していきます。
科目目的
本科目は歴史学や日本史学で用いられる基礎的な知識や概念を読解するとともに、それらがどのような前提によって記述されているかについての幅広い関心と分析のまなざしを涵養することを目的とします。
到達目標
・歴史学や歴史教育で用いられる基礎的な知識や概念を読み取ることができる
・歴史学や歴史教育で取り扱われる人物や物事に対する評価は研究の進展や社会のあり方とともに変化する可能性を有するものであり、一定不変のものではないということを理解することができる
授業計画と内容
第1回:ガイダンス /古代日本と東アジアの位置づけ
第2回: 邪馬台国論争の見方・捉え方/「聖徳太子」の位置づけ
第3回: 律令国家の地方支配の位置づけ /公家と武家のあり方
第4回: 日本の「中世」の定義と武家政権の諸問題
第5回: 鎌倉時代の諸問題
第6回: 建武政権および室町幕府の諸問題
第7回: 日本史における「近世」
第8回: 戦国期~江戸期の国際関係
第9回: 江戸の文化と都市生活/元禄期の出来事の位置づけ
第10回: 江戸中~後期の政策
第11回: 世界史における「近代」と日本史の時代区分 /明治維新の捉え方
第12回: 明治時代の国際関係/大正という転換の時代
第13回: 2つの世界大戦の見方・位置づけられ方
第14回: 全体のまとめ
※進度および緊急事態宣言発出の際の授業形式の変更等の事情により、各回の内容については変更や追加を行うことがあります。あらかじめご了承下さい。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
【事前学習】それぞれの授業テーマごとに事前に参考書等を通読するとともに、それぞれの時代の方のあり方に各自で大体のイメージを持って授業に望んでください(所要時間1時間目安)
【事後学習】講義を踏まえ、事前学習で得た法のイメージがどのように変化したかを整理するとともに、これまでに高等学校などで学習した内容との比較検討を行ってください(所要時間1時間目安)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 次の諸点を総合的に判断して評価します。 ・課題文の内容を十分に踏まえ、問に対して適切な内容を記述することができる。 ・引用等の基本的なルールを踏まえた表記をすることができる。 ・講義内容と各自がリサーチした参考文献を踏まえ、解答者の見解を筋道を立てて示すことができる。 |
期末試験(到達度確認) | 70 | 次の諸点を総合的に判断して評価します。 ・課題文の内容を十分に踏まえ、問に対して適切な内容を記述することができる。 ・引用等の基本的なルールを踏まえた表記をすることができる。 ・講義内容を踏まえ、解答者の見解を筋道を立てて示すことができる。 |
成績評価の方法・基準(備考)
中間試験および期末試験の実施形式については、今後の緊急事態宣言発出に伴う遠隔授業の必要性等の状況を確認した上で判断を行います。遅くとも実施の2週間前までには決定を行い、受講者にアナウンスを行う予定です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
基本的に配布レジュメ(一部、パワーポイントのスライド等の利用を予定している)にそって講義を行います。
【参考文献】
・高橋秀樹ほか著『ここまで変わった日本史教科書』吉川弘文館、2016年
その他特記事項
・受講のマナーを守るよう心がけてください。場合によっては、減点の対象とすることがありますのでご注意ください。
・本科目についての詳細(レジュメの配布、遠隔授業の実施、その他各種の告知事項)については、基本的にmanabaの「コースニュース」および「掲示板」を通じて行う予定です。manabaのリマインダメールが届くように設定を行うほか、週に1度は本科目の項目をご確認下さい。
・授業内容その他の問い合わせについては、共有可能なものであればmanabaの「掲示板」に問い合わせ専用スレッドを作成する予定ですのでそちらをご利用下さい。
・受講生全体の共有になじまない個別の問い合わせについては、オフィスアワーの項目にある担当者のメールアドレスにお問い合わせください。