シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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歴史F/外国史(法教職) | 2024 | 春学期 | 月4 | 法学部 | 髙瀨 徹 | タカセ トオル | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HT1-008L
履修条件・関連科目等
2022年度以前に入学した国際企業関係法学科の学生で教職科目として履修する場合は、必ず
【外国史(法教職)】として履修登録すること。
※歴史Fで履修した場合の振替措置などはございません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
そもそも「歴史とは何か」という命題を現代的に解き明かし、近現代史における3つ事象を中心に通史的に分析します。「ルネサンス等の近代の曙」、「フランス革命」、「ナチズム」です。イメージで物事を見ると歴史の本質を見誤ることがあります。近代史におけるフランス革命は金字塔的評価を得ていますが、革命そのものは結果的に失敗で終結していますし、革命は暴力的衆愚性を伴ったことを忘れてはなりません。あの非道な指導者、ヒトラーはややもするとそのイメージから武力的に政権を奪い取った印象を与えますが、けしてそうではありません。当時、史上最も民主的といわれたヴァイマール憲法下で合法的に誕生しています。このことは今日でもなお大きな間題を投げかけているのですが、この検討は授業に譲りたいと思います。尚、進展具合等で一部、内容を変更することがありますので、予め了承願います。
科目目的
歴史は未来を予言する道具ではないありませんが、過去の出来事の中に現在、社会が直面している難問を解く、あるいは理解する鍵、そして未来を考えるヒントがあると考えます。近現代史の学習を通じて過去から現在そして未来を見る目をさらに育成してもらえればと願っています
到達目標
今後の学修の礎となる基本的な歴史観を習得するのが歴史Fの授業です。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション:歴史は現在と過去との対話
第2回 年代の数え方と古代、中世、近代の時代区分:ローマ帝国
第3回 ルネサンス:非連続説のブルクハルトと連続説のハスキンズ
第4回 イタリアルネサンス:ダンテの『神曲』を分析
第5回 イタリアルネサンス:レオナルド・ダ・ヴィンチ uomo universale 1
第6回 イタリアルネサンス:レオナルド・ダ・ヴィンチ uomo universale 2
第7回 イタリアルネサンス:レオナルド・ダ・ヴィンチ uomo universale 3
第8回 イタリアルネサンス:マキァヴェリの『フィレンツェ史』ロレンツォ
第9回 イタリアルネサンス:マキァヴェリの『君主論』チェーザレ・ボルジア
第10回 グローバリゼイションと大航海(交易)時代
第11回 大航海(交易)時代の影響 17~18世紀の三角貿易と奴隷制
第12回 フランス革命前史:国王とパリ・パレルマンの権力闘争
第13回 フランス革命:1789年の意義、国民国家の原則提示、国民としての同質化の追求
第14回 史上最も民主的と言われたヴァイマール憲法の欠陥;ヒトラー政権誕生
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業を受けるにあたり、前回分の復習を行い、その理解を深めておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 電子デバイス以外の持ち込み可で理解度を確認。 場合によっては、レポート(課題ターム・ペーパー)で代替することもあり。 |
その他 | 40 | 毎回、授業はじめに論述形式の小テストをリアクション・ペーパーとして実施 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業の進展具合や受講者数によって評価割合が変化する可能性もありますので予め了承願います。但し、いずれにしても総合評価での成績となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
関連画像や資料等をスクリーンに投影
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しませんが、必要に応じてプリントを配布します。
参考文献として佐藤 正幸『世界史における時間』山川出版世界史リブレット、津野田 興一『世界史読書案内』岩波ジュニア新書、川北 稔『世界システム論講義』ちくま学芸文庫、ホブズボーム、大井由紀訳『20世紀の歴史―両極端の時代』ちくま学芸文庫 その他、授業中に適宜、紹介します。