シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現代論理学 | 2026 | 通年 | 水5 | 文学部 | 飯盛 元章 | イイモリ モトアキ | 2~4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-PE2-J212
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
論理学とは、言葉を正しくつなげ、妥当な思考の筋道を形成するための規則をめぐる学問です。わたしたちは、日常的に言葉をもちいて思考をし、他人とコミュニケーションをとっています。明日の予定を考えたり、友達に昨日観た映画の面白さを伝えたり、レポートを書いたり…。論理学の規則は、こうしたあらゆる場面で力を発揮しています。もしも言葉の連なりの規則に則っていなければ、明日の予定は奇妙なものとなり、映画の面白さは友達にまったく伝わらず、レポートの内容は奇怪なものとなってしまうでしょう。
この授業では、論理学の基本的な事柄についてゆっくりと扱っていきます。前期は、野矢茂樹著『まったくゼロからの論理学』をもちいて、命題論理と述語論理の基礎を確認していきます。また後期は、野矢茂樹著『新版 論理トレーニング』をもちいて、論理的に正しい日本語の文を書けるようにトレーニングしていく予定です。
本授業は、講義と演習がセットになっています。講師が論理学の内容について講義をしたうえで、毎回、受講者のみなさんには関連する演習問題をその場で解いていってもらいます。実際に手を動かしながら、学習していくことになります。このようにして論理学の基礎を少しずつ身に付けて、日常的な場面においても正しい推論ができるようになることが、本授業の目的です。
科目目的
・論理的思考の基礎、原則となる論理学を学び、厳密に考える能力を養うこと。
・それによって、他の学問や日常的な場面での推論や議論においても、しっかり考えられるようになる土台を築くこと。
到達目標
命題論理と述語論理の基礎的な事柄をしっかりと理解し、論理的に正しく、文章の読み書きができるようになること。
授業計画と内容
[前期]
第01回 導入
第02回 「1 命題と真偽」「2 推論と演繹」「3 否定」「4 私たちはこれからどこに行こうとしているのか」
第03回 「5 連言と選言とド・モルガンの法則」「6 消去法」「7 条件法と逆・裏・対偶」
第04回 「8 対偶論法」「9 推移律」「10 背理法」
第05回 「11 全称命題・存在命題・単称命題」「12 「すべて」と「ある」を用いた演繹」「13 全称と存在のド・モルガンの法則」
第06回 「14 全称と存在を組み合わせる」
第07回 これまでの復習と演習
第08回 「16 論理学とはどういう学問か」「17 否定の意味」「18 連言と選言の意味」「19 論理式」「20 命題論理の論理法則 (1)」
第09回 「21 条件法の意味」「22 命題論理の論理法則 (2)」「23 いま私たちは何をしているのか」
第10回 「24 いろいろな論理式の真理表をつくってみよう」
第11回 「25 「すべて」と「ある(存在する)」を論理定項に加える」「26 述語論理の論理式」
第12回 「27 述語論理のド・モルガンの法則」「28 すべての哲学者は怠け者だ・ある哲学者は怠け者だ」「29 妥当式」
第13回 「30 多重量化」
第14回 前期末試験
[後期]
第01回 導入
第02回 「序論 論理とは何か」
第03回 「第1章 さまざまな接続関係」(1) 解説と演習
第04回 「第1章 さまざまな接続関係」(2) 演習
第05回 「第2章 接続の構造」
第06回 「第3章 議論の組み立て」(1) 解説と演習
第07回 「第3章 議論の組み立て」(2) 演習
第08回 「第4章 論証の構造と評価」(1) 解説と演習
第09回 「第4章 論証の構造と評価」(2) 演習
第10回 「第5章 演繹と推測」(1) 解説と演習
第11回 「第5章 演繹と推測」(2) 演習
第12回 「第6章 価値評価」(1) 解説と演習
第13回 「第6章 価値評価」(2) 演習
第14回 後期末試験
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前回の内容を踏まえて進んでいくので、復習しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 100 | 前期末および後期末に、定期試験を実施します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない場合は単位習得を認めない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
野矢茂樹『まったくゼロからの論理学』岩波書店、2020年。
野矢茂樹『新版 論理トレーニング』産業図書、2006年。
野矢茂樹『論理トレーニング101題』産業図書、2001年。
各回で必要な資料などはその都度配布するので、上述の参考文献に関して購入する必要はない。