シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用化学特殊論文研修Ⅳ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 福澤 信一 | フクザワ シンイチ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-AC6-6A05
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程2年次
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
高付加価値化合物(ファインケミカルズ)合成のための新手法の開発方法を研究指導する。有機金属化学・錯体化学の手法を基に高立体選択的有機合成反応に適した触媒,反応剤,および反応中間体の分子設計・開発の研究を行う。以下のテーマから一つを選択し研究する。
1.キラルフェロセン化合物の合成と不斉合成反応への応用
2.メソイオンN -ヘテロサイクリックカルベン金属錯体触媒の設計と触媒作用
3.グリシンに基づく生物活性化合物の合成法の開発
4.高分子固定化キラル触媒の開発と不斉合成反応
科目目的
世界最高水準の触媒的有機合成化学の特定分野の研究に関する知識獲得と,これをヒントに自身の研究のアイデアを発想する力を世界最高水準のレベルまで向上し,独自性と高い質の研究を遂行する能力を身につける。
到達目標
・最新の論文から得られる専門的知識と、研究遂行の過程で得られる実践的な知識とを融合させ、自立した研究者と高度の専門職業人の養成を目的とする。
・解決策に基づく実行結果を正しく評価し、本当に問題点の解決になっているか、また従来の方法や成果に比べて新しい知見を加えることができたのかどうかを判断することができることを目標とする。
授業計画と内容
論文研修においては、授業以外でも、当初の研究方針に従って、研究テーマをに関わる文献を調査して自ら課題を設定し、その解決方法を考えて具体的な実験計画を立て、実験を遂行してその結果を取りまとめプレゼンテーションするという一連の作業を、能動的に行うことが求められる。日頃から論文講読、研究のまとめを進めるとともに、研究データの解釈や研究の進め方について教員や共同研究者、同僚との議論を積極的に行う。
以下の三つの内容について、それぞれ5回程度にわたって授業を行う。(全14回)
1. 教員による論文紹介:読み方のポイントなどについて解説を加えつつ、最新の知識を紹介する。
2. 学生による論文紹介:注目に値する論文をサーベーし、それを読み、その内容を理解するとともに、それを紹介する。
3. 研究進捗紹介:自分の研究成果をまとめ、その得られた結果の解釈と、以降の研究の進め方を発表する。
12月末日に「研究経過報告書」を提出する。
1 回 イントロダクション、論文研修IVについて
2 回 前年度の振り返りとテーマ設定
3 回 教員による論文紹介
4 回 学生による研究提案
5 回 研究指導1
6 回 研究指導2
7 回 ゼミによる発表・討論
8 回 中間発表1
9 回 中間発表2
10 回 中間発表3
11 回 中間発表に対する質疑応答1
12 回 中間発表に対する質疑応答2
13 回 中間発表に対するまとめ
14 回 論文研修IVの総括と論文研修Vに向けた課題設定
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
アメリカ,ドイツ,イギリス化学会などの,国際的なメジャージャーナルの中から,自分の研究に関連する論文を中心に,文献調査を行う。年間を通じて100報程度の最新の論文を読んで,自分の研究に活用する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 有機合成化学の特定分野の文献が正確かつ迅速に読めているか,第三者にその内容を簡潔かつ要領よく伝えているか,文献の内容を肯定するだけでなく批判的であるか,また自身の研究のアイデアの着想に取り入れられているか,アイデアが世界最高水準のレベルに達しているかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
論文紹介の技量、研究進捗とその紹介の技量を以って評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
インターネット上で電子ジャーナルやScifinderによる文献検索
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業の中で適宜指示します。