シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用化学特殊論文研修Ⅳ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学研究科博士課程後期課程 | 小松 晃之 | コマツ テルユキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-AC6-6A05
履修条件・関連科目等
博士課程後期課程2年次
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生命現象の根幹を支え、多彩な機能をつかさどるタンパク質は、生物進化により創り出された究極の超構造体である。そのタンパク質を機能材料創製の基本ユニットとして用いる戦略は、合理的な分子設計の一つであり、バイオテクノロジーのフロンティアといえる。当研究室では、天然のタンパク質や遺伝子組換え技術により合成したタンパク質変異体を望みの序列で階層的に組織化する方法により、タンパク質クラスター、タンパク質マイクロチューブなどを合成し、その立体構造を利用した新しい機能の創出、さらにはそれらを用いたバイオマテリアル(人工血液、抗癌剤、DDS、診断薬、新規触媒など)の創製に挑戦する。タンパク質の高度な機能発現を巧みに利用した新しい分子システムの開発に関する研究指導を行う。
科目目的
学術論文から得られる専門的知識と、研究の遂行により得られる実践的な知識を融合し、最先端の研究活動を自ら推進できる高度な研究者に必要な能力を身につけることを目的とする。
到達目標
生命分子化学およびそれに関連する研究分野について、以下の能力を習得することを目標とする。
・研究テーマの背景、研究発展の歴史、最新情報を正確に調査し、理解・整理・分析するとともに、系統的にまとめた内容をプレゼンテーションできる。さらに、その内容について教員、共同研究者、他の学生と十分なディスカッションができる。
・上記知識をもとに、適切な研究計画・研究方法を提案できる。
・自分の研究成果を多角的に解析し、取りまとめた内容を工夫を凝らした手法によりプレゼンテーションできる。さらに、その内容について教員、共同研究者、他の学生と十分なディスカッションができる。
・解決策に基づく実行結果を正しく評価し、本当に問題点の解決になっているか、また従来の方法や成果に比べて新しい知見を加えることができたのかどうかを判断できる。
授業計画と内容
受講生は、特殊論文研修の一環として授業期間内に原則毎週実施される研究室セミナー等に主体的に参加する必要がある。そこで実施する授業内容は以下の通りである。
第1回 イントロダクション、特殊論文研修Ⅳについて
第2回 教員による論文紹介①
第3回 教員による論文紹介②
第4回 学生による論文紹介①
第5回 学生による論文紹介②
第6回 研究指導①
第7回 研究指導②
第8回 ゼミによる発表・討論①
第9回 ゼミによる発表・討論②
第10回 研究進捗発表①
第11回 研究進捗発表②
第12回 研究進捗に対する質疑応答①
第13回 研究進捗に対する質疑応答②
第14回 特殊論文研修Ⅲ、Ⅳの総括と特殊論文研修Ⅴに向けた課題設定
日程は研究室学生と調整して決め、各回1コマの研究指導をする(進捗により内容を変更する可能性もある)。ただし、これらのセミナーに参加するだけでなく、当初の研究方針に従い、研究テーマに関わる文献調査と課題の設定、その解決方法の探索、具体的な実験計画の立案、実験の遂行、結果取りまとめとプレゼンテーションという一連の作業を能動的に行うことが求められる。日頃から論文講読、研究のまとめを進めるとともに、実験データの解釈や研究の進め方について教員や共同研究者、他の学生との議論を積極的に行う。最終的に得られた成果を論文としてまとめる。なお、12月末日までに「研究経過報告書」を提出する。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員や他の学生の論文紹介、研究進捗紹介につても、事前にその内容に関する周辺知識を予習しておくこと。授業後は学生どうしで討論すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・学位論文の作成等に対して専門分野に関する必要な研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 20 | 研究への参加・貢献度、態度(他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を評価する。 |
その他 | 80 | 論文紹介の技量、研究進捗とそのプレゼンテーションの技量を以って評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、研究室において随時フィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaにより、課題の提出・フィードバックを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
指導教授からの配布資料、学生本人の調査・検索により入手した文献
その他特記事項
参考URL
https://komatsu-lab.r.chuo-u.ac.jp/