シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現代社会研究/現代社会研究(1) | 2026 | 後期 | 金4 | 文学部 | 天田 城介 | アマダ ジョウスケ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-SC2-K321
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、社会調査によって資料やデータを収集し、分析可能なかたちに整理していく具体的な方法を考察します。調査目的、調査方法の決め方、調査企画や設計、対象者の選定におけるサンプリング等の方法、調査票や質問肢等の作成、インタビューの仕方など調査の実施方法、コーディング等の調査データの整理について学習していきます。
特に、社会調査(とくに質的調査)における「研究倫理」について、調査者と調査協力者/対象者とのラポールの形成や、個人情報保護やプライバシーの観点から対象者保護について、倫理審査や学会等で設けられている倫理規程、アウトプット方法についても考察します。更には、社会学に求められる研究公正・研究倫理について検討してきます。
担当者は、医療や福祉や労働の現場において、半構造的面接法を中心とするインタビュー調査やフィールドワークを実施し、老いや障害や病いや貧困などを抱える当事者たちの現実とはどのようなものであるのかを考えてきました。授業の中ではこうした質的調査においてどのような方法を用いてきたのか、その方法を用いることでいかなる倫理的課題に直面したのか、その中で調査協力者/対象者の方々といかなる関係を形成してきたのか、どのように自らに自らの成果を公表してきたのか/してこなかったのかについてお伝えできればと思います。
科目目的
本授業は、社会調査によって資料やデータを収集し、分析可能な形に整理していく具体的な方法を解説することを目的としています。具体的には、調査の目的と実施環境に応じた適切な調査方法、調査の企画や対象設定、調査項目の具体化や、調査の実施、調査データの整理、分析等各段階における社会調査の一連の過程、方法等を学び、理解する調査の過程で生じる倫理的な問題をも理解することを目指します。
到達目標
1.(量的・質t的)社会調査の基本的な考え方を理解できる
2.社会調査の方法を理解できる
3.社会調査の基本的な技法を修得する
4.社会調査の研究倫理について、調査者等の基本的な考え方や責務を理解し説明できること
授業計画と内容
1 授業の進め方について:社会調査法について
2 社会調査のl倫理と問題意識
3 質的研究の方法と手順
4 エスノグラフィーの誕生と発展の歴史、フィールドワーク
5 調査目的・調査方法と調査方法の決め方
6 社会調査の流れ、テーマの決定と仮説の構成
7 標本調査とサンプリング
8 調査票の作成と実施(質問文の作り方、インタビューの仕方など)
9 調査データの整理(ワーディング、エディティング、データクリーニングなど)
10 データ分析(コーディングなど)
11 質的調査:ライフストーリー研究について
12 質的調査における研究倫理(1)ラポール、同意と説明、参与観察と距離、倫理的ジレンマ
13 質的調査における研究倫理(2)研究の透明性・公開性と対象者保護の葛藤
14 まとめ―複眼的視点からの社会調査
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前学修:授業前に提示された課題や、文献などの配布物があればそれを考えたり読んでくること(週1時間)
事後学修:授業後に学習した社会調査法に関する重要な用語等を復習する。自宅課題であるレポート等に取り組み提出できるよう、完成させてくること(週2時間)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 85 | 小レポート(45%)+学期末レポート(40%)で評価します。授業終了後の指定日時までに提出する小レポートを期間中3回実施します。学期末レポートは4,000字以上のものになります。 |
| 平常点 | 15 | コメント・ペーパーなどを平常点(15%)とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
小レポート(45%)、学期末レポート(40%)、平常点(15%)をスコア化して、厳正に評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
観察法やインタビュー等で、短時間の実践やフィールドワーク、発表等を取り入れる。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業において使用するパワーポイント資料はmanabaの「コースニュース」等を通じて受講者全員に配布し、「コンテンツ」にも格納することで、いつでも閲覧できる状況とする。また、自主学習が可能なように、その他の資料も閲覧できる環境にする。加えて、manabaの「コレクション」を通じて個別連絡ができるようにし、manabaの「掲示板」を通じて基本情報は共有できるようにする。
なお、合理的配慮等が認められた場合には、ハイブリッド形式での授業運営を行うものとする。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は、質的調査・量的調査など多様な社会調査を継続的に行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ほぼ毎回の授業において、教員の調査経験から導出されるアイデアやアドバイスが受講生に提示されます。
テキスト・参考文献等
授業内容については資料やレジュメを毎回配布しますので、テキストは使用しません。参考文献は毎回レジュメ等で示します。