シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門総合講座A1 法学部生のための会計入門 | 2024 | 秋学期 | 土3 | 法学部 | 安藤 浩一、吉田 喜一 | アンドウ コウイチ、ヨシダ ヨシイチ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL1-025L
履修条件・関連科目等
履修条件は特にありません。本講義は主に就職内定後の4年生、就活前の3年生を対象として、企業の情報を得て判断するための基礎的な素養を得ることをねらいとしています。社会人生活への準備、より専門的な内容への橋渡しを目指します。
別に開講されている「会計学」は決算書を作成するプロセスに関わる理論的な解説が中心であり、決算書の解読・分析を中心とした本講義とは力点が異なります。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
会計の意義、分類、機能、制度的枠組み、簿記上の仕組みなど簡単に解説したうえで、決算書(損益計算書、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書)の構成および各項目について解説し、分析に当たっての留意点について解説します。その際、適宜、実際の企業の有価証券報告書や雑誌・新聞記事を紹介しながら、決算書、注記事項など分析・検討します。単に会計上の用語やルールを学習するだけでなく、実際のビジネスの実態と会計数値とを関係づけながら読み解く力をつけるよう講義を進めます。
科目目的
企業の決算書の分析を通して、企業の実態を理解する力を養います。そのために必要となる会計の基礎知識や分析のスキルの習得を目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
●会計の基礎概念・基礎原理を理解し、企業の決算書(損益計算書、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書)の意味を理解できるようになること。
●そして実際の決算書を手掛かりとして、ビジネスの実態を理解し、今後の展開について分析・コメントすることができるようになること。
授業計画と内容
第1回 全体のガイダンス、会計の意義・機能など
第2回 会計制度の仕組み、簿記の仕組み
第3回 財務諸表の開示
第4回 企業の業績を知る―損益計算書の仕組み
第5回 損益計算書の分析・ケーススタディ
第6回 連結財務諸表とセグメント報告
第7回 業績を生み出す原動力を知る―貸借対照表の意義・分類・評価基準
第8回 貸借対照表:流動資産・固定資産
第9回 貸借対照表:負債・純資産
第10回 貸借対照表の分析・ケーススタディ
第11回 現金の流れを知る―キャッシュ・フロー計算書の意義
第12回 キャッシュ・フロー計算書と資金サイクルの分析
第13回 財務分析―収益性・安全性・効率性など
第14回 財務分析、IFRSとは、最近の動き・総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習は必要としませんが、講義スケジュールを参考にして、参考文献に目を通すなどして問題意識をもって授業に臨んでください。
復習として講義資料や参考文献を確認してください。また、関心のある会社の決算書なども利用してみてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 85 | 授業内容の理解度を確認する最終レポートにより評価する |
平常点 | 15 | 授業中に複数回、授業の内容の理解度を確認する小テストにより評価する。各授業で扱った用語等を理解しているかを評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
最終レポートと平常点の合計100点満点中、60点以上を合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
試験採点後、manabaを通して、模範解答・講評を知らせます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業においてテキストは特に指定しません。講義資料を講義時に配付します(manabaにアップロードします)。
参考文献については、初回授業ならびに適宜紹介します。