シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習B1(持ち上がり) | 2024 | 春学期 | 月5 | 法学部 | 酒井 由美子 | サカイ ユミコ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL4-017S
履修条件・関連科目等
1)2022年度の本担当者による専門演習A1,A2を履修していること。
2)2万字の研究論文を執筆する意思があること。
3)国際政治学、国際法の関連科目をできるだけ多く履修されたい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テキストを参照しながら、アカデミックな研究論文を執筆することの意義とプロセスを学修します。並行して、春学期を通じて、各自の研究テーマを決定し、先行研究や関連データを検索、検討し、それぞれの研究論文の構成を作り上げていきます。ライティングラボや図書館情報検索研修のサポートも積極的に受けていきます。研究テーマは、昨年度学修した南アジアに関連する問題から選ぶことになります。
科目目的
アカデミックな研究論文の執筆を通じて、そのマナーを習得し、選択した問題への理解を深め、アカデミックリサーチについての知識やスキルを高めていくこと。また、昨年度の専門演習A1,A2で学修した南アジアの政治と国際関係への理解をさらに深め、発展途上世界あるいはグローバルサウスと呼ばれる世界の人びとや政府の視点や立場から物事を考える姿勢を獲得していくこと。
到達目標
最終的な目標は、秋学期の終わりまでに2万字の研究論文を書き上げることですが、春学期は、まず、アカデミックリサーチのプロセスやマナーを学修し、並行して研究テーマを決定し、さらに先行研究や関連データを検索、検討して、論文の構成を作り上げることが目標となります。
授業計画と内容
1.オリエンテーション
2.テキスト第1章「まずは3つのPを念頭におく」:ポイント確認とディスカッション
3.テキスト第2章「論文の骨格をつくる」:ポイント確認とディスカッション
4.各自の研究テーマのブレインストーミング
5.テキスト第3章「論文の細部を仕上げる」:ポイント確認とディスカッション
6.テキスト第6章「卒業論文攻略法」:ポイント確認とディスカッション
7.先行研究、関連データの調査報告とディスカッション
8.先行研究の検討①(主要参考文献1~2点についての報告):学生a~c
9.同上:学生d~f
10.図書館情報検索研修
11.先行研究の検討②(さらなる主要参考文献1~2点の報告):学生a~c
12.同上:学生d~f
13.ゼミ論文研究計画書の発表
14.春学期のふりかえり
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
*前半のテキスト使用の回では、各章の担当報告者はレジュメを作成して報告の準備を行ってください。
*毎回の授業後は、manabaの掲示板に、授業へのリアクションコメントを投稿してください。
*国際問題全般への理解を進めるために、本年度も授業の最初20分ほどで、ニュースプレゼンテーションを小グループで行います。各自が毎回関心を持った国際ニュースを選択し、パワーポイントのスライド3~4枚程度の資料の準備をしてください。
*研究論文のテーマと構成、先行研究やデータの調査について、5月末、6月末、7月末の3回、ゼミ論文計画書を提出、説明していただき、授業内に検討していきます(最終版はmanabaでのコメント形式をとります)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 授業後のmanaba掲示板へのリアクションコメント30%、および、3回のゼミ論文計画書の提出30%の割合で評価する。 |
平常点 | 40 | 授業への積極的な参加20%、ニュースプレゼンテーション20%、積極的な問題提起10%の割合で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
個別に相談したい場合は、ZOOM、メール等での相談を受けます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba掲示板へのリアクションコメント投稿、コースニュース、コースコンテンツの活用。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
川崎剛 (2010) 『社会科学系のための優秀論文作成術:プロの学術論文から卒論まで』勁草書房、
1,900円+税
<参考文献>
澤田昭夫(1977)『論文の書き方』講談社学術文庫
本田勝一(1982)『日本語の作文技術』朝日文庫
花井等・若松篤(1977)『論文の書き方マニュアルーステップ式リサーチ戦略のすすめ』有斐閣
久米郁男(2013)『原因を推論する:政治分析方法論のすすめ』有斐閣