科目ナンバー

JU-OL4-017S

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

　専門演習B1は、私の専門演習A1、A2を受講していた四年生の他、今年度から私のゼミに入る四年生（若干名）を対象としています。この講義の目的は、デモクラシーとリベラリズムのあり方について文献を通じて考察すること、また、「話すこと」「書くこと」、「読むこと」「聞くこと」、を通じて、

　　１．他者の考えを理解し、吟味し、その上で自分の考えを問い直す力
　　２．自分の考えを明確にし、他者に言葉で説明する力
　　３．他者と話し合う／議論する力とマナー
　　４．議論の司会をすることを通じて、多様な意見を要約しながら、議論を建設的に進めていく力
　　を身につけることにあります。
　　これらの力は、卒業後どのような道に進むにしても必要なものであります。

　また、四年生にとって大学生活最終年度である今年度は、主として卒業論文の執筆と完成を目指します。大学生活の学びの集大成として、自ら興味のあるテーマを選び、自分の考えを他者に説得力をもって論理的に論文を書いて説明するというアカデミックな作業を是非してほしいと思います。
年度末の卒論提出まで、

　　１．テーマ発表（前期）
　　２．章立て発表（前期）
　　３．中間報告（後期）
　　４．最終報告（後期）
　　５．最終口述試験（後期）

というプロセスを踏んでいきます。各段階で、ゼミ生は互いの発表内容についてディスカッションし、互いの論文の内容を吟味、検討します。
卒論執筆を希望しない学生も、このプロセスには参加します。

　専門演習Aと同様に、全員で文献、資料を読み、議論します。また、毎回のゼミ生によるニュース報告や、などもし、三年生との合同演習・企画も折に触れて実施します。夏休みにはゼミ、秋か冬にはゼミ合宿も予定します。
　また、学生が卒業後の進路選択に参考になるよう、専門家や社会人を招き、話をしていただく予定です。

科目目的

　専門演習B1の目的は、大きく三つあります。
　第一に、デモクラシーとリベラリズムの在り方についての知識を培い、考察を深め、論理的に意見を述べられるようなること、
　第二に、「読むこと」「聞くこと」、「話すこと」「書くこと」を通じて、
　　①他者の考えを理解し、吟味し、その上で自分の考えを問い直す力
　　②自分の考えを明確にし他者に説明する力
　　③他者と話し合う／議論する力と、礼儀とマナー
を身につけること、
　第三に、卒業論文を完成させること、
です。（しかしながら、卒業論文執筆は必須ではありません。執筆を希望しない学生は申し出てください。）

　具体的には毎回、一人の発表者によるニュース報告とその内容についてのディスカッションを行います。また、各自が選んだテーマでの卒業論文を目指し、その過程で、テーマの妥当性や研究方法、内容について他の学生とディスカッションします。
　それにより、自分の卒論のみならず、他のゼミ生の卒論もよりよいものにすべく、互いに切磋琢磨することを目指します。

到達目標

　前期の到達目標は主に次の二つです。
　１．卒論のテーマの選定と、章立てと参考文献の発表
　２．全員で文献を１，２冊読み、議論すること

授業計画と内容

第１回目：春休みの報告；今年度のゼミの概要説明；今学期のゼミ長と各係の選定
第２回目：学生によるニュース報告１；卒論のテーマ発表とディスカッションA
第３回目：学生によるニュース報告２；卒論のテーマ発表とディスカッションB
第４回目：学生によるニュース報告３；資料読解とディスカッションA
第５回目：学生によるニュース報告４；資料読解とディスカッションB
第６回目：学生によるニュース報告５；資料読解とディスカッションC
第７回目：学生によるニュース報告６；資料読解とディスカッションD
第８回目：学生によるニュース報告７；資料読解とディスカッションE
第９回目：学生によるニュース報告８；資料読解とディスカッションF
第10回目：学生によるニュース報告９；資料読解とディスカッションG
第11回目：学生によるニュース報告10；資料読解とディスカッションH
第12回目：学生によるニュース報告11；卒論の章立て発表とディスカッションA
第13回目：学生によるニュース報告；卒論の章立て発表とディスカッションB
第14回目：学生によるニュース報告；卒論の章立て発表とディスカッションC

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと／授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

　各自、自分で選んだ卒論やレポートのテーマに則って自主的に勉強を進めていってください。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける／授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート／グループワーク／プレゼンテーション／実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

クリッカー／タブレット端末

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

〇テキスト
・青木裕子（2010）『アダム・ファーガスンの国家と市民社会』勁草書房。
・アダム・ファーガスン（2018）天羽康夫、青木裕子訳『市民社会史論』京都大学学術出版会。
＊その他、ゼミ生の関心をみながら文献を選定する。
＊参考文献は、ゼミ生に配布している「青木ゼミ推薦図書」を参照すること。

その他特記事項

参考URL