シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物質の科学(化学)/物質の科学2 | 2024 | 秋学期 | 月4 | 法学部 | 菊地 重秋 | キクチ シゲアキ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OS1-010L
履修条件・関連科目等
授業と期末試験で使用するため電卓(対数や三角関数を含む)を用意すること。スマホの電卓ソフトでも良い。なお、期末試験では通信やメモリーが可能なスマホやタブレット等の端末は使用禁止とします(貸し出し電卓1〜2台を用意する予定)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
講義を主体とします。書き込み式の配布プリント(説明と練習問題)を活用して授業を進めます。化学的な知識の理解・修得を目指し、計算の仕方の理解に重点を置きます。
なお、状況に応じて、学習ペース変更、新しいトピック学習も考えます。
科目目的
私たちは普段あまり意識しませんが、衣食住から化粧品や医薬品、そして公害・環境問題まで、化学的なものに日々接しています。無知でよい訳がありませんし、知ってて良かったということも少なくありません。授業は、化学の基礎を理解し、簡単な計算問題が解けるようになることを目的とします。
到達目標
学習範囲(配布プリント)の内容を説明できること。特に、例題や練習問題の類題を解けるようになること。
授業計画と内容
概ね以下の内容で(都合により順序を変更する可能性はありますが)14回授業を行う予定です。授業は配布プリント(書き込み式)に基づいて進めますが、説明や例題の後に出てくる練習問題は全て出席者に順番に解答していただきます。
第1回)ガイダンス:授業計画・成績評価の説明、化学の定義、など
第2回)元素・原子・分子・単体・化合物、電子配置、イオン、物質の分類、など
第3回)有効数字(電卓を使用):定義、四則計算、対数計算、など
第4回)元素の起源:元素観の変遷、宇宙誕生・超新星爆発との関わり、など
第5回)放射能と半減期:定義、年代測定、放射能汚染、など
第6回)物質量(モル):原子量、分子量、式量、溶液の濃度、化学反応式、など
第7回)化学反応と熱:様々な反応熱、熱化学方程式、ヘスの法則、など
第8回)酸化と還元:酸化数、酸化還元反応、酸化剤・還元剤、など
第9回)電池:イオン化傾向、ボルタ電池、ダニエル電池、鉛蓄電池、など
第10回)電気分解:電気分解、電解精錬、など
第11回)有効数字(電卓を使用):三角関数・逆三角関数、など
第12回)光と物質:光と物質の関係、光速度の様々な求め方、など
第13回)光と物質:光の三原色、色の三原色、応用例・実例、など
第14回)総括・まとめ
(注)事情に応じて適所でトピックを追加(差し替え)する予定(以下は例)
トピック(1)化学工業史:酸アルカリ工業、合成有機染料、アンモニア合成、など
トピック(2)プラスチック:種類・性質・用途・合成法、廃プラ問題、など
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
【予習・復習など】
・予習・復習のため授業用の配布プリントを消化し、その中の例題や練習問題など(同じ問題や類題が試験にでます)は自力で解けるように努めて下さい。
・トピック学習も試験の対象ですから、同様に自力で解けるように努めてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業用配布プリントの例題や練習問題などの類題を100点満点で出題します。計算問題は、途中の計算などもチェックし、部分点を与えます(ミスや説明不足に応じて減点します)。 |
平常点 | 30 | 授業中の練習問題の解答や有用な発言(1回1点)、ビデオ感想カードの提出(1枚5点満点・月1枚・計4枚提出可)など。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・成績評価の方法・基準は予定です。希望者がいれば小レポートを追加で出題することもあります。
・期末試験では、「持ち込み」は禁止で、通信やメモリーが可能な電卓・スマホ・タブレットなどの端末は使用禁止です(貸し出し電卓1〜2台を用意する予定)。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業や配布プリントで理解できるように努めていますが、メールなどで問い合わせがあれば対応します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
・授業内容の理解のため、プリントの練習問題は全て受講生に解答していただきますので、元気よく取り組んでください。
・ビデオ感想カード(1枚5点満点・月1枚・計4枚提出可)は、自主的に取り組む課題ですので、積極的に取り組んでください。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:使用しません。配布プリント(書き込み式)を使って授業を進めます。
参考書:日本化学会化学教育協議会「グループ・化学の本21」編『化学・入門編——身近な現象・物質から学ぶ化学のしくみ』化学同人(2007) ISBN-10: 4759810919
その他特記事項
■授業の工夫■
授業では練習問題などで順番に当てますので元気よく解答ねがいます。ビデオ感想カードは、貸し出し録画(DVD録画)を用意していますので、活用してください。どちらも平常点が増えますので、積極的に取り組んでください。