シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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企業取引法 | 2024 | 秋学期 | 火1 | 法学部 | 平泉 貴士 | ヒライズミ タカシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-SO2-002L
履修条件・関連科目等
民法総則(あるいはそれに相当する科目)の履修を終えている(あるいはこの講義と並行して履修している)ことが履修条件となります。商法・企業法を専門とする弁護士などの専門家になることを目指されている人のみならず、企業への就職や各種の企業取引にたずさわろうと考えられている人に広く履修してもらいたいと思います。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、商行為法を取り扱います。商法典(明治32年法48号)の編別で言えば、第2編に該当します。
社会において企業人として活躍する人にとっては当然に、また、法科大学院入学試験や各種の資格試験(司法試験・公認会計士試験など)の合格をめざされている人にとっても、商法(企業法)の理解を欠かすことはできません。大まかにいって、商法は、商法総則、会社法、商取引法の3つの分野から構成されていますが、商法総則については、別途開講されている科目「企業法総論」にて、会社法については、「会社法1・2」にて学修していただき、この講義では、商取引法の分野を中心に検討を行うことになります。
科目目的
企業取引法についての基礎的知識・理解の取得を第一次的な到達目標としますが、いくつかの論点においては、若干高度な専門的レベルへの到達も要求される場合もあります。
到達目標
受講生は、企業取引法についての基礎的知識・理解の取得を第一次的な到達目標としますが、いくつかの論点においては、若干高度な専門的レベルへの到達も要求される場合もあります。
授業計画と内容
1 開講にあたって(商人と商行為)
2 商行為一般に関する特則①(商事契約の申込みの効力、契約申込を受けた商人の特殊な協力義務)
3 商行為一般に関する特則②(商行為の営利性、商事債権に関する履行の確保、商行為の代理)
4 商事売買
5 現代企業取引と法(普通取引約款)
6 消費者取引と法(消費者契約法)
7 仲立ちと取次ぎ
8 運送営業①(総論)
9 運送営業②(各論)
10 場屋営業
11 倉庫営業
12 匿名組合
13 交互計算
14 電子商取引と法
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義で配布するプリントを中心にした復習がのぞまれます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 期末試験(100%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験は授業教室における対面式にて実施します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
manabaの掲示板機能を使い、学生の反応を把握しながら授業を進めて行きます。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの掲示板機能を使い、学生の反応を把握しながら授業を進めて行きます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■テキスト
福原紀彦『企業法要綱2企業取引法〔第2版〕』 文眞堂
■参考文献
江頭憲治郎『商取引法〔第9版〕』 弘文堂
落合誠一ほか『商法Ⅰ総則・商行為〔第6版〕』 有斐閣
福原紀彦編『現代企業法のエッセンス』 文眞堂
弥永真生『リーガルマインド商法総則・商行為法〔第3版〕』 有斐閣
北村雅史編『スタンダード商法Ⅰ商法総則・商行為法〔第2版〕』 法律文化社
北居功・高田晴仁編『民法とつながる商法総則・商行為法〔第2版〕』商事法務
神作裕之・藤田友敬編『商法判例百選』有斐閣
その他特記事項
この分野においては、実定法規と実際の取引ないし企業活動との間に存するギャップが想像以上に大きいので、講義においては、普通取引約款や実務慣行、判例などの「生きた商法」を踏まえたものにして行きたいと考えています。実務的な内容に関してはプリントなどを用いて、実際に行われている企業取引を受講生の皆さんが頭の中に描き出せるような説明を行いたいと思います。