シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 障害者・障害児心理学/障害児心理学 | 2026 | 前期 | 火4 | 文学部 | 小久保 奈緒美 | コクボ ナオミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CY3-P617
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、障害の定義や関連法規に関する基礎知識を踏まえ、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、認知症をはじめとする神経変性疾患の特性と支援について理解を深める。また、障害の理解と支援において心理学が担う役割について理解を深め、科学の発展とともに変化する障害観と心理学の課題について考える。
科目目的
日本の法律では、すべての国民が、障害の有無にかかわらず等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであると定めている。この理念を前提に、障害と障害児・者支援に関わる社会的課題を理解する。また、本講義の受講生が卒業後の実社会において直接教育や支援、研究等に携わることも少なくないことから、実践的知識と技術等の習得に役立ててほしい。
到達目標
1.障害の定義と法的根拠を述べることができる,2.身体障害、知的障害、精神障害、発達障害等の定義と社会的課題、支援について説明できる,3.実践的知識や技術を習得し、応用できる,4.個別のケースについて課題を発見し、科学的根拠をもとに課題解決へ繋げる応用力を習得する
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション,障害者・障害児心理学の目的
第2回 ICF(国際生活機能分類)と障害観の展開
第3回 乳幼児における障害とその支援
第4回 身体障害
第5回 知的障害
第6回 発達障害(1) 自閉スペクトラム症
第7回 発達障害(2) 注意欠如・多動症、限局性学習症
第8回 発達障害(3) 成人期における発達障害の理解と支援
第9回 精神障害(1) 双極性障害,うつ病性障害,統合失調症
第10回 精神疾患(2) 不安症、強迫症、ストレス関連障害
第11回 神経変性疾患と認知症
第12回 高次脳機能障害
第13回 レポート対策特別授業
第14回 まとめ:科学の発展と障害者・障害児心理学
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 50 | 1.課題の質問を理解して解答できたか。 2.適切な文字数の範囲で答えることができたか。 3.必要な専門用語を用い、説明することができたか。 4.期日までに提出できたか。 |
| 平常点 | 50 | 1.授業への出席 2.理解を深めたい点について質問することができたか。 3.諸事情で出席やレポートが提出できない時に相談等の対応の努力をすることができたか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない者、課題を提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2004年~2012年
国立精神・神経センター精神保健研究所知的障害研究部 研究員
国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科 心理士
2014年~2018年
国立精神・神経医療研究センター病院精神科 研究員、心理士
同、トランスレーショナルメディカルセンター 研究員
同、認知行動療法センター 研究員
2018年~2019年
医療法人社団健育会 湘南慶育病院 心理士
2019年~2020年
医療法人清和会 下総中山駅前クリニック 心理士
2020年~2024年
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 脳機能イメージング研究部 研究員
2025年4月~現在
代々木駅前脳神経内科・内科クリニック 心理師
上記の各所属にて神経心理検査と心理療法,心理相談およびそれらに係る研究開発業務に従事
研究員として、自治体における5歳児検診事業に従事
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
小児神経科では発達障害や知的障害、身体障害のあるお子さんとそのご家族、精神科・心療内科では精神障害や発達障害、脳神経内科では認知症をはじめとする神経変性疾患の神経心理検査と心理療法、心理相談、家族支援等とその研究に携わった経験を踏まえ、障害者・障害児支援の実際について講義を行います。
テキスト・参考文献等
講義の内容が多岐にわたるため、テキストは使用しない。補助資料を授業前に公開する。授業の中で必要に応じ、参考図書・文献を提示するが、参考書の一部として下記の図書をあげておく。
<参考書>
柘植 雅義, 石倉 健二, 野口 和人, 本田秀夫 (編)『障害者・障害児心理学 (公認心理師の基礎と実践 13)』(遠見書房)
その他特記事項
本講義は半期の授業であるため、出席し続けることが学習の大きな力となる。根気強くかつ意欲的に取り組むことを期待する。なお、出席者から出された意見・質問等には、一部ではあるが次回の授業の最初にフィードバックを行う。