シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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企業犯罪と法 | 2024 | 秋学期 | 水3 | 法学部 | 河原 克巳、四方 光、谷井 悟司 | カワハラ カツミ、シカタ コウ、タニイ サトシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-CR3-004L
履修条件・関連科目等
刑法、刑事訴訟法を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講座の講師は、ロースクールに派遣されている現役検事、元警察官僚、刑法を主たる研究テーマとする研究者である専任教員である。企業犯罪を、捜査実務、刑事法学、犯罪学といった多角的な観点から紹介し、将来企業コンプライアンス等に携わる学生諸君にとって有益な知識を提供しようとするものである。
科目目的
組織で働く社会人として、あるいは企業に係る法律に携わる者として必要な、企業犯罪に係る実態と関係法律に関する基本的な知識と考え方の習得を目標とする。
到達目標
法律家や社会人として習得しておくべき、企業犯罪に関する基本的な事実上法律上の概念や企業犯罪対策に係る考え方を身に着けることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 企業犯罪の犯罪学
第3回 企業犯罪と法人処罰
第4回 消費者事犯
第5回 サイバー犯罪と企業
第6回 労働関係犯罪
第7回 組織犯罪と企業
第8回 企業活動における過失事犯
第9回 財政経済事犯 前半
第10回 財政経済事犯 後半
第11回 企業コンプライアンス
第12回 刑法における会社財産の保護
第13回 企業犯罪の刑事政策
第14回 総括・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
レジュメ等はmanabaにアップするので、予習・復習をしておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 20 | 期末の授業時間中にmanabaの小テスト機能を用いて択一式試験を行う。 |
レポート | 80 | 期末に、授業範囲全体について対面により3問程度の論述式試験を実施する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
四方は、31年間警察庁に勤務した経歴を有する。その間、警視庁捜査第一課管理官(殺人担当)、福岡県警察本部捜査第二課長(汚職、企業犯担当)、京都府川端警察署長、警察庁国際第一課課長補佐(来日外国人犯罪担当)、警察庁少年課理事官、警察庁生活経済対策室長(悪質商法、環境犯罪担当)、神奈川県警察本部刑事部長、警察庁情報技術犯罪対策課長、警察庁国際課長、警察大学校特別捜査幹部研修所長等を歴任した。
ロースクール教員である講師は、東京地方検察庁から派遣された実務家教員であり、様々な企業犯罪捜査の経験を有している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業においては、学説だけではなく、上記実務経験に裏付けられた知識や考え方を披露する。
テキスト・参考文献等
刑法判例百選I総論8版、同Ⅱ各論8版(2020年、有斐閣)
警察政策学会編『社会安全政策論』(2018年、立花書房)
証券取引等監視委員会ホームページ「告発の現場から」
https://www.fsa.go.jp/sesc/actions/actions_menu02.htm
その他、適宜の参考文献等を指定することがある。