シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
英米法研究1(財産法) | 2024 | 秋学期 | 木5 | 法学部 | 北井 辰弥 | キタイ タツヤ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-AA3-004L
履修条件・関連科目等
後期の英米財産法は前期の英米契約法と比較して,授業内容の理解が難しかった。参考文献もほとんどなく復習も苦労したという話をきいています。英米法概論と日本民法の基礎知識が必要です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義のタイトルは英米財産法であるが,この言葉について最初に説明しなければならない。日本法では財産法とは,債権法と物権法を指す講学上の言葉であるが,英米法では,そのうちの物権法にほぼ対応する分野を財産法が Property Law の対象となる。したがって,主に不動産法をあつかうことになる。対象国は英米法であるが,おもにイギリスとし,とりわけ中世の不動産制度の理解に力点を置く。なお,日本の物権法との比較も議論したい。その限りで,動産法,不法行為法,憲法もあつかうことになる。
科目目的
英米財産法の基本原則を理解する。
到達目標
英米財産法の基本原則を理解し,日本法上の問題を英米法の観点により分析できるようになる
授業計画と内容
1 イギリス財産法を学ぶ意義
2 封建制とテニュア
3 封建制と不動産訴訟
4 封建制とユース
5 封建制とエステイト
6 所有権一般
7 所有権の移転
8 借地権
9 地役権ほか
10 制限約款,譲渡担保
11 信託総論
12 特殊な信託
13 財産法と憲法 前半
14 財産法と憲法 後半
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 70 | 期末試験(全範囲を理解しているか) |
平常点 | 30 | リアクションペーパー(個別の授業を理解しているか) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
英米財産法に関しては適当なテキストが存在しない。適宜レジュメを配布する。参考文献としては,ベイカー著,小山貞夫訳『イングランド法制史概説』(創文社)を推薦する。
その他特記事項
2025年は休講します。