シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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刑法特講 刑法の重要論点の解説2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 佐伯 仁志 | サエキ ヒトシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-CR3-009S
履修条件・関連科目等
刑法を一通り学修した人を対象とします。本授業は、「刑法の重要論点の解説1」とペアの授業ですので、同授業の受講を強くお薦めしますが、履修の必須条件ではありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
『刑法事例演習教材〔第3版〕』(有斐閣、2020年)を使用して、刑法の事例問題を分析し適切な解決を導く能力を養成します。
科目目的
井田良教授が担当される「刑法の重要論点の解説1」と同じですので、以下に引用します。
履修者が刑法総論および刑法各論の概論講義の履修により習得した刑法学の知識と思考方法を前提として,これらを事例問題の検討と解決を通じて「使える」知識と思考方法へと発展させることを授業の目的とする。履修者が既存の知識をさらに深め,各論点の関わりを理解し,はじめて遭遇する問題にも対応する術を身に付けることを可能とすることにより,刑法学の中級者,さらに上級者へと進化することに役立ちうる授業とするよう心がけたい。
到達目標
井田良教授が担当される「刑法の重要論点の解説1」と同じですので、以下に引用します。
「本授業科目は,刑法学(刑事実体法)に関する諸科目の中でも,いわば総仕上げの段階における教育に資するための科目であり,この授業を履修し,合格評価を得た者は,少なくとも刑法分野については,本学部の学位授与方針において予定された法的知識,法的思考能力,法的事務処理能力,応用力を十分に備えたものと認められるような授業内容としたい。本科目の履修を通じて,現代社会に生起する法的問題のうち,刑法に関わる問題については,的確に論点を把握し,解決のおおよその方向性を提示しうる能力を修得しうるような授業内容とすることに力を注ぎたい。」
授業計画と内容
授業の概要
刑法の重要論点について、事例問題を素材として学修します。
授業の進め方として、事例問題について、関連する学説・判例の解説を行うとともに、質疑を通じて理解を深めてもらいます。各問題についてあらかじめ担当者を決めて、事例問題の回答を提出してもらい、これを素材として、解説を行います。自分が担当しない回についても、予習をして積極的に授業に参加してください。
授業計画 全14回の授業計画は以下のとおりです(変更することがあります)。
第1回 事例問題へのアプローチとその検討方法(練習問題を教室で解いてもらい、その解説を行います)
第2回 財産犯1、窃盗と詐欺の区別、二項強盗(18「キング・オブ・アフリカ」)
第3回 財産犯2、二項強盗(46「夜の帝王」)
第4回 財産犯3、不動産の二重譲渡(27「欲深い売主」)
第5回 財産犯4、盗品関与罪(36「一石三鳥」)
第6回 文書偽造(21「アイ・ラブ・オールド・ピープル」、42「改ざんされた試験結果・その2」)
第7回 賄賂(24「警部補のおねだり」)
第8回 正当防衛1(16「哀しき親子」)
第9回 正当防衛2(41「ノー・ウェイ・アウト(No Way Out)」)
第10回 正当防衛と共犯(30「暗転した同窓会」)
第11回 錯誤(23「即断3連発」)
第12回 共犯関係の解消、同時傷害(24「報復と仲間割れ」)
第13回 実行の着手(20「クリスマスイブの事件」、35「妄想と勘違い」)
第14回 全体のまとめと復習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分が担当する問題について事前に解答を作成して提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 事例問題を出題し,六法のみを参照して,解いてもらう。授業で説明した内容がきちんと理解されているかどうかを基準に採点し,これを最終的な評点決定にあたり考慮する。 |
平常点 | 50 | 毎回の授業への参加の意欲,学習態度,報告および発言の内容等を総合的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
井田良ほか『刑法事例演習教材〔第3版〕』(有斐閣、2020年)